後輩の診療を指導する機会がありました。自分自身も、勤務医であり、まだまだ未熟者です。自分にもまだまだ足りない部分があり、自分への戒めの言葉として、半分は言っています。

 
歯科医師として後輩の仕事には、同じプロとして、厳しく思ったことを伝えています。

 

・基本的な診療技術である、CR充填、インレー形成・装着、予防処置、抜髄、根管治療、抜歯、印象、自分で術式を確立させないといけないんじゃないか?患者さんの前に立つ前に。

・患者さんは実験台じゃない。自分の身内、家族や兄弟がされてもいい治療をしないといけないんじゃないか?

・歯科医師としてプロとして責任ある治療しているか。なんでもかんでもチェックしてもらわないといけないなんて、学生だぞと、。自分のした治療に自分で責任を持てと。よっぽど状況や診断に困るなら判断を仰ぐ必要があるが。

・簡単な治療をするのに何十分もかけるな。患者さんは辛いだけだ。師匠と仰ぐ若松宏幸先生の名言「迅速かつ丁寧に」です。

・給料をもらっている以上、それ以上の仕事をする(出来なければ、目指す)のが社会人。

 

 

後輩にどんな目標をもっているかと聞いたら、「形成が一人で出来る様になること」。

 

そんなん卒後1年目や2年目の話だ!!と心のなかで叫んでしまいました。

 

卒後もう数年以上経っている。

 

基本的術式はしっかり身につけて、その上で病態を見極め(院長や先輩に判断を仰ぎ)診断能力を向上させる、

ベーシックスキルの完成、

患者さんの希望や望みを汲み取り、患者さんに寄り添う医療を実践する、

患者さんの生涯を見据えた医療を実践する、、、などなど、、

 

 

卒後数年経って来たら目指す景色は変わるはずなのに、研修医のようなことを言っている場合か!と思わざるを得ませんでした。

 

 

もっと卒後数年の歯科医師として目指さないといけないことがたくさんあります。

 

 

「勤務医として働くということ」という、鈴木尚先生の本をぜひ隅から隅まで読んで、実践してほしいと思います。

 

また、領木誠一先生の著書「歯科医院経営実践マニュアル、歯科助手が患者様を増やす」のP20に書いてある「テクニカルスキル」、「ヒューマンスキル」、「コンセプチュアルスキル」を自分の臨床年数と向き合って身につけて行ってほしいと思います。

 

 

どんな仕事でもお給料をもらって働いている以上プロです。

 

 

自分が受けたい仕事をしているのか?

自分が給料を頂いている以上の仕事をして胸を張っていられるか?

 

ぜひ考えてほしいと思います。

 

 

後輩に、どれくらい心に響いて、真剣に考えてくれているのか。

 

まだまだ道半ばの未熟な臨床家として、自分は日々患者さんに真剣に向き合っています。少しでも良き臨床家となることを私が目指しているように、後輩にも少しでも「良い治療、いい仕事」を目指してほしいと思います。