先日、顎咬合学会かみ合わせ認定医試験を受けてきました。
講演会も同時に行われました。

◆講演会

自分の復習のため、覚え書きとしてKey Wordのみ記します。
咬合学の歴史。
Evansの下顎の運動する初めての咬合器。1840年
ボンウィル。1859年ボンウィル三角の提唱
ボンウィル三角と咬合平面のなす角度26度。バルクウィル角
Weissの咬合器。顆路傾斜30度。1903年。ボンウィルの咬合器は0度。
Monsonの球面説。4インチ。中心は篩骨の上。
Hallの円錐説
Maxwellの局面板。人工歯排列へ。矢崎の局面板。
A. Gysi (1865-1957)。1916年Simplex咬合器。ゴシックアーチ。顆路測定装置重要性説いた。矢状切歯路角が下顎運動との協調に重要。顆路、切歯路、臼歯。anatfolm人工歯。
Warnekrosの口内描記
1930年中原式咬合器
1930年矢崎式咀嚼運動器
咬合器。アルコン型、精密、人間の顎関節と同様。コンダイラー型。
1920年以降。1926年カリフォルニアナソロジー。マクカラム。
ミシガン。
スカンジナビア
ヨーロッパ
日本へナソロジー。保母先生。
パントグラフ、ヒンジロケーター。ヒンジアキシス。顎運動測定器へ。
ボンウィル三角もった咬合器がいる。
基準。FH平面。カンペル平面、咬合平面に平行。その中間でディナー咬合器の平面。
スチュアート→中心位を後方に→☓。マッカラン:RUMポジション、今は否定。
中心位の取り方間違っていた。機能する前方へ。
ミューチュアリープロテクティッドオクルージョン。
ラウリッツェン、スプリットキャスト法
ピーター・K・トーマス。ワックスコーンテクニック。起源はV.Pein
咬合面の8要素。咬頭頂、辺縁隆線、中心隆線、三角隆線、発育溝、副溝、副隆線、窩。
ジャンケルソンDr。咬合調整。
側方顆路角。イミディエートサイドシフト(ISS)
咬合調整。ギシュー法。中心位→前歯の切端位→犬歯の切端位→
中心位での咬合調整。中心位は歯がなくてもある。中心咬合位との違い。
早期接触
スライドセントリック
偏心位の咬合調整。下顎前方位。臼歯当たらない。
3級テコです。人間の顎は。
中心位での顎関節。
セレンザがこれまでの中心位の解釈に疑問を投げかけた。
関節円板の厚み。前2mm、中心1mm、後3mm
下顎頭が下方に3mm下がると、関節円板が前方に抜けてします。
関節円板前方転位
1級テコは顎関節においてマズイ。顎関節症に。
蝶番運動の2.5mmしか開口できなくなる
最後臼歯のみ当たる。危ない。
FGPテクニック。病的な状態まで写しとる。最近あまり使われない。
ケーナインプロテクティッド
アンテリアガイダンス
咬合の安定。
ウルフ・ポッセルト
下顎位。中心位の変遷
クローポールセン。筋触診テスト
中心位。スチュアート先生も天井に患者さんの頭部を向けた。
咬筋の反射。関節は前上方に。
ドーソンテクニック。CNS ロールワッテで下顎のロック解除。
オーストラリアナソロジーが主流へ。
ヨーロッパナソロジー
円板前方転移。開口しない。どう治す。
身体のアラインメントに対する3次元的な歯列の位置の決定。
咬合平面の位置大切
フェイスボウトランスファーの重要性。認定医ならやってください。

◆試験

60分で60問、咬合分野、歯周分野、歯内分野でした。

もっと深く理解して臨床に活かしたい。
自分の知識と技術をもっともっと深めていきたいです。

◆認定医をなぜ取るの?

そんなに専門医とってどうするの?って聞かれるけど、それ自体には意味はありません。
自分の興味のあることを深く掘り下げたい。興味をかきたてられた。いい治療をできるようになりたい。その通過点にあるだけです。
何事も勉強。興味を持っていることの延長上にたまたま認定医などがあるだけ。
本当に自分の臨床家人生の目標とするところは、歯周病治療に強い歯科医師となること。
そのための歯周病の認定医、専門医は、職業人として目指す方向が一致しています。
もうすでに一流の先生・患者さんからの信頼を得ている先生は関係ないことでしょう。
若手の先生は、興味のある学会に参加して見聞を広め、深めたらいいでしょう。研修会にでて技術を身につけたらいいでしょう。
今回かみ合わせ認定医の試験受けようと思ったのも、一つの勉強の機会だと思ったから。
自分はペリオは好きだからドンドン勉強する。
咬合に関しては、今まで教科書と臨床の場での実践だけでした。
そんな中で、あるきっかけでもっともっと基礎から学び直したいと思いました。
それも、きっかけは人です。わたしにとってそのきっかけはスタッフの方のフルマウスで治療をさせてもらう機会を頂いたから。
咬合の安定とは?
なぜ顎関節に疼痛が出る?
咬む場所がわからない。
ブラキサー
咬合痛があるときは?
向き合いました。
咬合がわからないから、ほかのう蝕や歯周病などの疾患との鑑別がつかない。
咬合性外傷を鑑別できるように。
安定した咬合を与えたい。ブラキシズムへの対応。
咬合について、とことん考えさせられました。そして真剣に向かい合いたいと思いました。
そんな中で、たまたま入っていた顎咬合学会雑誌を読んでいて、かみ合わせ認定医を知りました。もっと勉強をしたい。その過程で試験も受ける機会があったから、受けてみよう。そういう経緯で試験をうけました。
矯正治療もそう。口腔内をいい環境にしたい。歯のあるべき位置を考える。
歯周病外科もそう。いい環境にしたいから。
そういう患者さんを治したいという想いから、実現に至るまで。その間にある自己研鑚の一つが認定医でもあると考えています。
患者さんに対して、専門家が見ても本当に満足行くレベルまで技術と知識を持ち、治療できるようになりたい。その一部に過ぎないのです。ほんとうに大切なのは、目の前の患者さんを大切にすること・満足してもらうこと、そしてそれだけ治せる技術と知識を持つことだと思います。
考えさせられることの多い顎咬合学会の試験でした。
また明日から精一杯臨床に取り組んでいきたいと思います。