よくあるご質問Faq
ご来院について
歯の治療が大のニガテです。初めてのときは、予約が必要ですか?すぐに治療が始まりますか?
初めての方は、出来ればお約束のお電話(072-468-6405)をいただければ有難いです。
急な痛みや、困り事、お仕事などの都合。可能な限り、ご期待に添えるようにいたします。
初めての来院時は、できるだけお時間をとり、まずはカウンセリングルームであなたの御要望をお伺いします。
治療計画が決まってから、治療を始めます。すぐに削ったり、つめたりしません。
あなたの不安を、まず解消しましょう。
今まで治療のためには歯科医院に通ったことがあります。しかし最近、だんだん歯が悪くなってきているような気がします。お口のケアで通院しようと考えています。
健康で豊かに過ごしたいという方のご要望を多く受けております。
私たちは予防に力をいれており予防用ルーム、予防プログラムも用意しております。
まずは、担当スタッフが決まり、今後どのようになりたいかをお聞きし、合ったプランを立てていきます。
お口のケアにはどれくらいの間隔で通えばよいのでしょうか。
あなたのお口の状態や、生活習慣などを考慮し、無理のないご来院をお勧めします。
決して、「私たちの医院はこういうシステムになっています」という押しつけのものではありません。
治療が終了した後、おおよその目安は3ヶ月ごとのケアをおすすめしております。
お口のクリーニングの費用はどれくらいでしょうか。
お口のクリーニングは、原則保険が適応されます。
保険の種別にもよりますが、一般的な3割負担の場合、費用は2,000円~3,000円前後になります。
義歯・インプラントについて
部分入れ歯を入れております。しかし、思うように物が咬めません。見た目もよく、以前のように奥で何でも咬める歯を作ってもらえないでしょうか。
インプラントはいかがでしょうか。しっかり奥で咬めるようになります。
そのため、是非一度精密な診査をさせてください。
入れ歯の部分だけでなく、上下の咬み合わせも調べてみる必要があります。
妊娠中について
妊娠中に歯科治療を行ってもよいでしょうか?
妊娠中にむし歯で痛くなることも有りますよね。また妊娠性歯周炎といって、妊娠中に特有の歯周病も存在します。では治療ができるのでしょうか?
安定期(16~27週)であれば簡単な手術や処置は可能です。治療せずに感染や疼痛をそのままにしておくほうが、妊婦に与える影響は大きいと考えられます。
妊娠前期は奇形を発生させる可能性があるので、応急処置のみになります。
妊娠後期(28週~)では、急激に血圧が低下する仰臥位性低血圧症候群を引き起こすことがあるので体調に合わせ、緊急性がない場合は無理せず産後に行うことも考えます。
妊産中は、鎮痛剤や抗菌剤を服用しても問題ないですか?
基本的に妊娠中は薬を内服しない方がよいと考えます。
特に妊娠初期は胎児の器官や臓器の形成期であるため、薬は使用できません。
薬を使用しないことで母体に悪影響があると考えられる場合は胎児への影響の少ない鎮痛剤(非ピリン系のアセトアミノフェン)や抗菌剤(ペニシリン系、セファロスポリン系)を必要最小限投与します。
また、授乳中の鎮痛剤や抗菌剤の使用については母乳中に薬の成分が移行する量はわずかであるため授乳をやめる必要はないでしょう。
心配な場合は授乳の直後に使用すれば影響はより少ないでしょう。
赤ちゃんの歯を丈夫にするには妊娠中に何を食べればいいのでしょうか?
お母さんの食べたものが、赤ちゃんの身体と歯を作ります。
歯の健康には、カルシウムだけでなく、タンパク質、リン、ビタミンA・C・Dの栄養素を含む食品をバランス良く摂ることが大切です。
・カルシウム(ひじき、チーズ、しらすぼし)とリン(米、牛肉、豚肉、卵)は、歯の石灰化(成熟して固くなること)
・タンパク質(あじ、卵、牛乳、豆腐)は歯の基礎
・ビタミンA(豚、レバー、ほうれん草、にんじん)は、歯の表面のエナメル質の土台
・ビタミンC(ほうれん草、みかん、さつまいも)は、もう一層下の象牙質の土台
・ビタミンD(バター、卵黄、牛乳)はカルシウムの代謝や石灰化の調節役
現在の厚生労働省の食事摂取基準では、妊娠中はカルシウムの吸収率が高まることから、妊娠中に必要なカルシウムの1日の所要量は成人女性と同じ600~700mgとしています。
0~2歳のお子さんについて
赤ちゃんの歯みがきはいつから行えばいいでしょうか?
乳歯が生え始めたら歯みがきの習慣づけをはじめましょう。
まず子どもをあお向けに寝かせ頭を保護者のひざの上にのせ口の中を観察することからです。また清潔な指で口の中を触ることもよいでしょう。
特に上唇の裏を触られるのを嫌がります。少しづつ伸ばしてあげると子どもは口をいじられることに慣れてきます。
初めのうちはガーゼや綿棒などで清拭してあげればいいでしょう。慣れてきたら乳児用の歯ブラシで1~2回ちょんちょんと歯に触れる練習から開始しましょう。
歯ブラシの刺激に慣れてきたようなら、歯を見ながら1本ずつ優しくみがきます。1本5秒位で十分です。強すぎたり、長すぎたりして子どもが嫌にならないように気をつけましょう。上手にできたことをほめてあげることも忘れないでください。
また上唇をめくるとミルクのカスがついていることがあります。この部分は唾液による自浄作用が少ないので、ガーゼで拭うなどしてあげるとよいでしょう。
歯磨剤を間違って飲んでしまいました。大丈夫ですか?
歯磨剤の中には、研磨剤、潤滑剤、発泡剤、香料、甘味料、フッ化物などが含まれていますが、普通の使用量であれば、飲み込んでも心配はいりません。
フッ化物塗布が歯にいいと聞きました。いつから始めればいいですか?
歯が生えた後、唾液中に含まれるカルシウムが歯に付きさらに硬くなります。
生えて間もない時期の歯は、まだ十分に硬くなっていないためむし歯になりやすいです。
フッ化物は、歯を硬くする作用があり、乳歯・永久歯に関わらず生えた直後に塗るのが最も効果的です。まずは下の前歯が生えてきたころから定期的に歯科へ通い、上下の前歯が生えてきたらフッ化物の塗布を行ってみてください。また、うがいができない年齢でもフッ化物を塗布することは可能です。
ただし、フッ化物はむし歯予防の万能薬ではありません。塗ったからといって安心せず歯みがきの習慣やきちんとした食生活をすることです。
歯みがきを自分でしたがります。このまま自分でさせていてよいでしょうか?
自我の芽生えとともに何でも自分でしたがることが増えてきます。歯みがきもそのひとつと思います。自分でしたがる気持ちを大切にしてあげてください。
しかし、大人でもしっかり歯みがきをすることは難しいことです。自分でしっかり磨けるようになるまでは保護者の方のサポート(仕上げ磨き等)が必要になってきます。
大事なこととして、歩行の発達が未熟な幼児期は歯ブラシを加えたまま転倒し、喉を突いたりする事故に繋がるケースがあります。
また、お口は脳に近い位置にありますので注意が必要です。自分で歯ブラシを持つ時は座わる約束等をして、保護者は事故が起きないようにしっかりみてあげてください。
1歳半を過ぎていますが、眠くなるとぐずるので母乳を飲みながら寝てしまいます。むし歯が心配ですが、大丈夫でしょうか。
母乳育児は、栄養学的利点のみでなく、子どもの精神的安定に効果があることがわかっており、乳児期にはできるだけ続けたいものです。
ただ、1歳を過ぎると、砂糖をとり始めることでむし歯原因菌(主にミュータンス連鎖球菌)が歯の表面に付着しやすくなり、そこに母乳を与えたまま眠って母乳が口の中に長く残っていると、むし歯のリスクが高まります。母乳を続けているうちは、甘味飲食物を控えて、歯みがきをしっかり行い、むし歯のリスクを下げましょう。フッ化物を利用するのもいいでしょう。
また、昼間よく遊ばせ、疲れて母乳にたよらずに眠れるようになるかもしれません。子どもの様子をみながら卒乳の準備をしていきましょう。
歯に白い線がついていて、歯ブラシでみがいてもとれません。これはなんですか?
白班(はくはん)と言って、むし歯のなりかけです。特に、唾液による自浄作用(自然に生じる清浄力)が悪い上の前歯に多く見られます。白班になっている部分の汚れをしっかりと毎日除去し(歯ブラシを当てる)、フッ化物の塗布など行うと「再石灰化」してもとのような歯に戻る可能性があります。このままほうっておくと、茶色い線になり、穴があいてしまいます。
まだお菓子など与えていないのに、むし歯のなりかけだと言われました。どうしてですか?
糖というのは砂糖だけではありません。炭水化物や果物にも糖が入っています。ここに、その他の条件が揃うとむし歯が発生します。
汚れが長く付いている時間を少なくするために食後は歯みがきをしましょう。ただし、8ヶ月では普通むし歯はできません。哺乳ビンでイオン飲料を飲ませるなどの明らかな理由があると思われます。
小児歯科専門医またはかかりつけの歯科医院を決めて、ご相談ください。
歯はいつごろどんな順序で生えるのでしょうか?
乳歯はまず下の真ん中の2本から生後6~9か月ごろ生えはじめます。離れたり少しねじれたりして出てくることもありますが、あまり心配はいりません。1歳3か月ごろになってもまだ歯が生えてこないようなら歯科医院で相談しましょう。
続いて上の真ん中の2本が生えてくるのが一般的で、最後に上の奥歯(第二乳臼歯)が2歳半ごろ生えてきますが、個人差もありますのであまり気にしないでよいと思います。
子供にむし歯になってほしくありません。むし歯予防の方法を教えてください。
私達も、お子様にむし歯になってほしくないと願っています。
そのためには、むし歯にならない強い歯になるようにフッ素とキシリトールを使ってみてください。
むし歯は、むし歯菌が出す酸が歯を溶かして、出来ていきます。
そのため虫歯を予防するには、虫歯の酸に負けない強い歯を作ればいいんです。
フッ素は、エナメル質をむし歯菌の酸に負けないように丈夫にする働きがあります。
キシリトールは他のショ糖とちがって、プラーク(歯垢)の原料となるグルカンを減らしてくれ、プラークが減ります。
それでもどうしても取りきれないプラーク、むし歯菌が残ってしまうことが有ります。
歯医者さんで専門的なクリーニングで落とすことが出来ます。
そのために もぐもぐクラブで3ヶ月ごとに、定期健診に来てください。
歯が生えてくるのが他の子より遅いようです。何か異常があるのでしょうか?
乳歯は、遅い場合は1歳を過ぎてからようやく生えてくることもあり、生える時期には個人差があります。歯が生えてくる前には、生える場所が大きく膨らみ、指で軽く触ると歯のある部分が白くなり触れることができます。1歳になってまだ生えていなくても、歯ぐきが他の部分と比べ膨らんでいれば、歯がある証拠なので心配はありません。どうしても心配であれば、気軽に相談してください。
お父さんが受け口です。最近子どももあごを前に出します。どうすればいいですか?
歯並びは、遺伝的要因もあります。たとえば、お父さんやお母さんが受け口ならば、お子さんもそうなる可能性が大きいですので注意が必要です。小さいお子さん、特にまだ奥歯が生えてきてない頃は顎を前に出す癖もあるようです。
最近、舌を上に挙げるのが下手なことが、受け口と関係する場合もあることがわかってきました。舌を上手に動かすトレーニングや簡単な装置を利用することもあります。乳歯が生えそろう3歳ぐらいまで様子をみて自然に治らないときには、小児歯科専門医に、一度相談してください。
歯が足りないといわれました。どうすればいいでしょうか?
特に下の前歯が足りないことが多いようです。先天欠如といってもともと歯がつくられないこともあれば、癒合歯といって2本分の歯がくっついて生えてくることもあります。乳歯が足りないからといって、永久歯も足らないとは限りません。乳歯のときは経過をみて、永久歯に生え代わる頃に小児歯科専門医で、顎全体が写るレントゲン写真を撮ってもらいましょう。そのとき、永久歯の数などの詳細がわかりますから将来の歯並び・咬み合わせについて相談しましょう。
癒合歯で歯と歯がくっついた部分がくぼんでいる場合は、汚れが溜まりやすくむし歯のリスクが高いので、歯みがきに気を付けましょう。
私は歯ならびが悪いのですが、子どもも将来悪くなりますか? もし、悪くなるなら、何に気をつけたらよいですか?
歯ならびやかみ合わせが悪くなるのは4つの要因があります。
一つ目は、乳歯をむし歯などで早く失い永久歯の生える場所がなくなるためです。
二つ目には、歯と顎の骨の大きさのバランスが悪く永久歯の生える場所がないためです。歯や顎の大きさは遺伝もありますが、良くかまない、または硬いものを食べないことにより、十分顎が発達しないことも関係あります。
三つ目は、出っ歯や受け口(反対咬合)の中には純粋に遺伝的な問題が要因のこともあります。
四つ目はおしゃぶり、指しゃぶりなどの癖、舌の前方突出癖や口呼吸、頬杖、うつ伏せ寝などの生活習慣も関係します。最近では、永久歯の歯並びが悪くならないように、乳歯の時期から簡単な装置を利用した方がよい場合もあります。最良のタイミングで治療ができるように、小児歯科専門医に相談し、定期的に経過をみていきましょう。
おしゃぶりはいつごろまで使っていてもいいのでしょう?
おしゃぶりは、泣いている赤ちゃんを鎮めるのに便利なアイテムであり、育児で大変なお母さんにはお助けグッズでもあるでしょう。
「吸う」ことが自然な乳児期には、口の機能や形態に問題は生じません。
でも、離乳が完了して口の働きが「吸う」ことから「かむ」ことへと移行してくると、おしゃぶりもそろそろ卒業の時期を迎えます。2歳を過ぎて奥歯のかみ合わせができた後もおしゃぶりの使用が続くと、歯ならび・かみ合わせに影響がでやすくなり、また唇の閉じ方や舌の使い方にも問題が生じやすくなります。
乳歯の奥歯が生えてくる1歳半頃からやめる準備を始めて、2歳過ぎまでにはやめられるといいですね。
3~5歳のお子さんについて
うちの子は3歳です。歯がすきっ歯です。治りませんか?
普通、この年代では歯と歯の間にすき間がある(発育空隙という)ことが正常です。乳歯より大きい永久歯が生えてくることを考えると、すき間のあるほうが都合がいいのです。このすき間は、永久歯が生えかわる時、利用され閉鎖していきます。ときどきあごに対して歯のサイズが小さいためにすき間が生じることもあります。その際は永久歯列になってからの処置によって治すことができます。
かみ合わせが反対です。いつから歯医者にかかったらいいですか?
反対のかみ合わせは永久歯交換期に自然に治ることもありますが、遺伝的要因があると自然には治りにくいです。あごの大きさの問題なのか、歯の傾きが原因なのか4~5歳ごろになると精密な検査ができ、治療することも可能です。それ以前でも定期的に受診し、診査してもらうことが大切です。
私の子供は、人見知りが強く、医院に入っただけでも泣き叫んでしまいそうです。しかし、下の奥歯にむし歯が出来てるように思います。治療をすることは、可能でしょうか。
私たちは、もぐもぐクラブ(子供の歯を守る会)を通じ、楽しい通える、子供たちに夢と希望を与える医院を創っていきたいと考えています。
このため、子供たちが自分から、通院されるようになります。
私たちは決して、あなたの大切なお子様の心に、歯医者さんは恐い所という、マイナスのイメージを与えたくありません。
さあ、まず、お口を開ける練習から始めましょう。
衛生士のお姉さんと、楽しく会話をし、歯みがきの練習や、むし歯予防のフッ素を、塗ることから始めましょう。
そうすれば、ここに行くのが楽しくなると思います。
歯の治療は、それからでもかまいません。
初期のむし歯なら、削らなくてもフッ素をぬることで、再石灰化(歯の表面が硬くなること)することも、あります。
歯科医院に通う目的は、むし歯を削ってつめることではありません。
むし歯のない永久歯を、作ることです。
そしてあなたの大切なお子様が、将来笑顔の似合う大人に育つことです。
現在、4本の前歯が永久歯に生え変わっています。しかし、私と同じように、少し重なっています。このまま様子を見ても、大丈夫でしょうか。
小さなお子様の矯正相談が、増えています。
私は是非今の時期に矯正相談と、簡単な診査を受けていただきたいと思います。
その結果、近い将来歯並びが悪くなる可能性があれば、出来るだけ早い時期に矯正を受けられることをおすすめします。
その方が歯を抜かず、費用も安く済むケースが多いからです。
様子を見て、自然と良くなったというケースはあまりありません。
私は1人でも多くの子供たちの歯がむし歯のない、きれいな歯並びの永久歯になることを願っています。
歯周病について
歯周病だと指摘されたのですが、歯周病は必ずかかる病気なのでしょうか。
歯周病は必ずかかるわけではありません。歯周病の多くは、原因であるプラークや歯石を日頃の歯磨きや、定期的な歯科検診などを受けることにより除去することで予防することができます。
予防できない歯周病もありますが、遺伝性の病気など、非常に特殊な場合です。
歯周病の原因はプラークと聞きましたが、プラークって何でしょうか?
プラークとは、歯に付着している白、または黄白色の粘着性の沈着物で、非常に多くの細菌とその産生物から構成されています。
またプラークはバイオフィルムとも呼ばれていて強固に歯に付着してるだけでなく、薬品だけでは除去しにくい状態になっています。そのためにしっかりと歯ブラシ等で除去することが大切になります。