インプラント治療Straumann
自分の歯のように噛めるインプラント治療
世界No.1インプラント Straumann(ストローマン)とOstemシステム
インプラント治療はメーカー選びが最も大切です。
おざき歯科医院ではストローマン社製インプラントを使用しています。インプラント治療は比較的新しい治療法ですが、ストローマン・インプラントは50年以上にわたって研究・開発されており、その長期的な成功および安全性は多くの臨床研究により裏付けられていおり、定着率、安心感は世界No.1です。

また、2022年世界シェアNo.1となったオステムインプラントシステムを導入しています。上顎の骨が少ない方に対しても対応できるようにソケットリフトのための「One CAS Kit」・サイナスリフトのための「LAS Kit」を用いた上顎洞挙上、正確で安心安全な埋入のためのガイドシステム「One Guide System」を導入しています。
データに裏打ちされた信頼性

科学的根拠に支えられた技術
ストローマン独自のSLAサーフェイスという表面構造により術後10年、20年という長期にわたる安定性が報告されています。数多くのインプラントメーカーを見て来た中で、現在世界で最も優秀なインプラントだと感じています。ストローマンは徹底した学術主義で知られ、発表されるデータはインプラントの権威ある非営利団体ITI学会から提出されているため、そのデータの信頼性が高く、科学的根拠がはっきりしています。

短い治療期間
多くのインプラントが2回の手術が必要なのに対して、インプラントは症状にもよりますが1回の手術で完了します。
また骨との結合に従来は3ヶ月待つ必要だったのをインプラントによって半分以下に短縮されました(骨の状態によります)。
短期間でしっかりと結合することで、治療期間の短縮だけでなく、成功率の向上という大きなメリットもあります。

世界での高いシェア
治療後の定期的なメンテナンスは必要不可欠ですが、引っ越しなどで当院に通えなくなることもあります。
当院で導入しているインプラントは、ストローマンおよびオステムは世界トップシェアインプラントです。
日本でも有数のシェアですので、全国各地の医院でメンテナンスやトラブル時の対応が可能です。
インプラント治療の流れ
インプラント治療のためのカウンセリングと前処置
おざき歯科医院では、丁寧なヒアリングを通して、患者さんのどういった治療を求めているかを伺います。1人ひとりの口腔環境や骨格を正確に把握するために、レントゲンやCTスキャン等の検査を行い、お身体の状態などをお伺いした上で、治療方針や料金、通院期間などのカウンセリングを行います。インフォームドコンセントを徹底し、十分に検討いただいた上で治療を開始します。
また、安全な治療のための前処置 インプラント手術を行う前に、口腔内の環境を整える必要がある場合は、虫歯や歯周病の治療、顎の骨が少ない場合には造骨治療など、安全なインプラント治療のための前処置を行います。
※検査結果によっては、インプラント治療を受けられない可能性や、造骨手術のご相談などをさせていただく場合があります。

STEP.1 インプラント埋入手術(1次手術)
歯の土台となるインプラントを顎の骨に埋め込みます。局所麻酔を行いますので痛みはありません。手術時間は1~3時間程度。入院などは必要なく、翌日から通常の生活を送っていただけます。縫合した糸は1週間程度で抜糸します。

STEP.2 定着期間
定着期間 インプラントが骨としっかり結合するまでの定着期間を設けます。その期間は、インプラントを埋めた部位、骨の質などで個人差がありますが、通常は2~6ヶ月ほどになります。

STEP.3 アバットメント装着(2次手術)
埋め込んだインプラントが定着したところで、アバットメントと呼ばれる連結部分の装着を行います。

STEP.4 人工歯の装着
口腔内全体の型採りをし、一人ひとりに合ったセラミック人工歯を作製します。アバットメントの上に人工歯を装着してインプラント手術の完了となります。
インプラントを長く快適に使っていただくためには
定期的なメンテナンスが大切です
人工物であるインプラント自体は、虫歯などになることはありません。しかし、インプラントを支える歯ぐきや顎の骨は病気になることもあります。インプラント周囲炎などにより折角のインプラントが抜け落ちてしまうこともあります。インプラントを長く快適に使っていただくため、また残った歯を健康に保つためには、日頃のセルフケアが大切です。また、必ず定期的にプロによるまた口腔内チェックやクリーニングを受診するようにしましょう。
料金について
インプラント
10年保証あり。症例によりガイドシステム使用
価格 | |
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インプラント診断料(ステント作成・分析・CT) | ¥60,500 |
インプラント体埋入手術 | ¥302,500 |
クラウン+アバットメント(土台) | ¥193,600 |
骨造成
価格 | 内容 | |
---|---|---|
GBR | 1ブロック ¥60,500 | 人工骨造成材料を使用する場合 |
ソケットリフト | 1ブロック ¥60,500 | 部分的な上顎洞底挙上手術料 |
サイナスリフト | ¥181,100 | 上顎洞挙上手術料 |
CT分析費用 | ¥36,300〜80,000 | 症例によってはCT解析が必要となり、別途料金が発生します。 |
リスク・副作用等
手術に伴うリスク
- 1)オーバーヒート
インプラントを埋入するときにはドリルで骨を削ります。その際骨とドリルが擦れることで摩擦熱が生じ、その熱によって骨が火傷したような状態を引き起こすことがあります。
オーバーヒートによって壊死した骨はインプラントがしっかり結合せずに抜け落ちてしまう事があります。 - 2)血管や神経、上顎洞の損傷
インプラントを骨に埋入する際に血管や神経を傷つけてしまう事があります。また、まれに上顎洞という鼻の左右にある空洞(副鼻腔の一つ)にインプラントが突き抜けたり、大きな血管と神経の通る下顎管を傷つけることがあります。
これらのリスクは手術前にCT撮影を行い精密に手術計画を立てる事によって避けることが可能です。 - 3)細菌感染
手術器具の滅菌消毒が不十分であったり、術前、術後の患者様の口腔内の状態によっては手術の傷口から細菌感染を起こすことがあります。 - 4)患部の腫れやアザ
インプラント手術後は腫れが出ることが多いです。手術した組織が傷を治すために反応しているものですので、心配する必要はありません。手術の範囲が広い場合や骨造成を行った場合は、特に腫れやすい傾向があります。
細菌感染が起こっていなければ、腫れは数日後をピークとして、だんだんと引いてきます。手術後には、感染防止のための抗生剤が出されますので、きちんと忘れずに飲むようにしましょう。
その他のリスク
- 1)インプラント周囲炎
インプラント周辺の組織が歯周病に感染した状態を言います。
インプラント周囲に付着したプラーク(歯垢)を放置すると歯周病菌に感染してインプラント周囲炎を起こし、歯周病の様に骨が溶けてインプラントがグラつき、最終的には抜け落ちてしまうことがあります。
日常のお手入れと並行して歯科医院での定期的なメンテナンスを受け、確実にインプラント周囲炎を予防する必要があります。 - 2)全身疾患のある方
心臓や糖尿病の方のインプラント治療は主治医の先生との連携が必要です。
糖尿病で血糖値が高い方は傷が治りにくく、免疫系細胞の活動が低下するので、歯周病菌への感染リスクが高くなります。血糖値が安定し、抗生物質の適切な内服など術前から感染対策を十分にしておけば、インプラントの治療も可能になるため、主治医の先生ともよく相談して手術を行います。服用されているお薬についても必ず事前にお知らせください。 - 3)上部構造によるもの
インプラント上部構造の人工歯は主にセラミックですので、割れることがあります。この場合は上部構造を作り直すことが可能です。
また、インプラントのネジが緩んだり破折が生じることがあります。いずれも定期的にインプラントの状態をチェックすることで、早期に問題を発見し、適切に対応することが出来ます。 - 4)骨とインプラントが接合しない
インプラント治療では、インプラントが骨と結合することを前提に進められます。骨粗しょう症などが原因で骨密度が低い方は、インプラント手術を行ってもなかなか結合がうまくいかない可能性があります。 - 5)金属アレルギー
インプラント体のほとんどは金属アレルギー反応を起こしにくいチタンという金属を使用しています。とはいえ金属であることには変わりないのでごく稀にアレルギー症状が出てしまうことがあります。金属アレルギーをお持ちの方は予めテストを受けられることをお勧めします。 - 6)インプラントの破損
嚙み合わせの調整が適切でなければ特定の歯に負担をかけたり、人工歯が破損したりしてしまいます。定期的にインプラント部の噛み合わせチェック・調整を行うこと、インプラント部に過剰な力がかからないように管理する(マウスピースを使うなど)などの対策で極力回避することができます。