医院理念と7つのビジョンMissions
医療法人志結会は、医院理念として「口腔の健康を通じて、関わる全ての人々の、物心両面の幸福を追求する」を掲げています。
医療法人は「口腔の健康」という歯科医療を中心に事業を展開します。関わる全ての人々とは、患者様、地域住民の方、従業員の仲間、歯科業者様、歯科業界関係者、先輩後輩です。
「物心」の「物」とは、経済的に、「心」とは精神的にという意味です。
そして「幸福」というと固く・宗教色を感じるかもしれませんが、これはウェルビーイング(well-being)のことであり、豊かさという意味です。
つまり、物心両面の幸福とは、「経済的にも精神的にも豊かである」ということです。
つまり、歯科医療という事業を通じて、多くのステークホルダーの方が、経済的にも精神的にも豊かになるということを、存在意義としています。
さらにその医院理念を具体的に指し示す7つのビジョンを掲げています。これらはとても困難なものですが、それと同時に非常にわくわくする目標であり、私の生涯をかけて創りあげて行きたいと考えています。
- 世界最高水準の
医療を提供する私達は、世界最高水準の医療を提供します。
「世界最高水準の医療」をこの生まれ育った南大阪・泉州そして日本へ提供し続けます。
私たちは患者様にとって最善の治療を提示します。
そのためには私たちは常に自己研鑚を積み、その生涯を通じ技術・知識の向上を目指します。
常に世界の先達に学び、書物・論文に接し、学会、海外研修に積極的に参加し最先端の治療を学びます。あと、日本の保険医療制度も世界に例をみない優れた医療制度であり、あまねく多くの国民が医療を受けられるという点で世界最高水準の医療だと考えています。ただし、歯科治療のうち保険適応になっている範囲は狭いのが現状で、歯牙欠損部に対するバーティカルストップを確立するためのインプラント治療や、長期的予後に寄与する個性正常咬合を確立するための矯正治療や、自分の歯の性質と近似した自然感のあるセラミック修復など、多くの効果的な歯科治療は保険適応が適応になっておりません。
そのため、当院では「トリートメントコーディネーター」制度を導入し、最高水準の医療から現実的な治療までを提示し、ともに考え、患者様に選んでもらうように努めております。これも患者様の生涯の口腔の健康のための取り組みです。
- 患者様を
一生涯診る体制私たちは患者様を一生涯診ます。
患者様を家族だと思うからです。
母体内の胎仔期(マイナス1歳)から、乳児期、幼児期、少年期、成年期、壮年期、老年期、終末期まで患者様と共に寄り添います。
私たちは「齲蝕・歯周病ゼロ」をめざす、生涯自分の歯で健康に食事ができる、きれいな笑顔であり続けてほしいと願っています。
そのために「炎症」のコントロールをしていきます。
また「力」のコントロールをします。
10年近くのなかで、約1万名の患者様を対応させていただきました。当院で多くの患者様と口の健康に関して予防歯科・SPT・メインテナンスを通じて伴走させてもらっています。
その場だけの治療はしたくありません。生涯自分の歯で過ごしてほしいと願っています。
私たちは、あなたの生涯のかかりつけ歯科医院でありたいと願っています。
あなたの生涯を通しての「口腔内の健康」に責任をもち、ひいては豊かな人生を支えるパートナーでありたいと考えます。具体的には以下のような取り組みを行っています。
妊婦歯科検診にて、マイナス1歳からのムシ歯予防を推進します。
大阪府・大阪府歯科医師会と連携し、後期高齢者歯科健診を実施します。
また高度な患者情報管理を行います。
歯周病管理、齲しょく管理、P/Cリスク管理、患者様情報管理をデジタル管理します。
欧米や北欧において常識となっている定期的クリーニング・検診・予防管理を実践します。
口腔内写真、デンタルレントゲン写真撮影を定期的に全ての患者様に行い、口腔内の状態の評価・モニタリングを行い、常に予防および健康増進に努めます。訪問診療・在宅歯科医療を実践します。歯科医院に来れなくなった方も安心してください。在宅歯科治療・ケアを行い、生涯の口腔の健康状態の維持に努めます。
南大阪であなたのお口の生涯に渡る健康のパートナーとして地域医療を実施していきます。
今後、日本に歯科医療を牽引するため、先進的な取り組みも行って参ります。口腔内のデジタルスキャニングデータを用いて、経時的な口腔の健康管理を行っていきます。
- 歯科医療を
世界に発信する私達は、私達の治療内容を、①地域や②学会などの、世界に発信していきます。
私たちは、常に最高水準の治療を行います。そして、つねに客観的に妥当な治療を行っていきます。
①地域住民の方への健康増進のため、歯科健康情報の発信を行っていきます。
患者様が、自分の受ける治療に関して説明を十分に受けることができます。また歯科治療について積極的に世の中に発信することで、地域のデンタルIQの向上、お口の健康に関する知識が増えることを目指します。
また歯科医院に来院されるか迷っている方への情報発信を行い、適切なときに適切な医療が受けられるように努めます。
②また、医療法人での学術発表・研究内容・治療報告を積極的に、学会やスタディーグループで発表していきます。
密室にこもった治療結果より、客観的に第三者の批判の目にさらされることで、歯科医療の水準を高く保つことができると考えるからです。
自院の症例報告・臨床データを解析し学会報告・雑誌投稿していき、症例検討をスタディーグループにて行うこと。 そしてその結果を臨床にフィードバックし、患者様に還元していきたいと思います。
- 世界最高水準の
ホスピタリティー私達は、世界最高水準のホスピタリティーを提供します。
これは「真に」患者様を思う気持ちが原点です。
志結会で適切な治療を受けて、予防歯科を受けることが、口腔の健康を守ることにつながるから。歯科医院というと、怖い、痛い、行きたくない、そんなイメージを持たれているかたも多いと思います。
私達はそれを無くすように努力します。
いやそれどころか、歯科医院は、楽しくて、当然痛くなく、わくわく行きたくなるような場所であると定義します。他業種(ex. 聖路加、リッツカールトン、ディズニー)を超えます。
私たちはただ技術を提供することを良しとしません。
ここが患者様にとって本当に安心してもらえる場所であることを目指しています。患者様が、生涯に渡り本当に豊かな人生を実現できるように、口腔の健康を守ることのできる、安心して通える歯科医院作りをめざします。
患者様がくつろげる空間と時間を提供します。 - 向上心のある若手歯科医師・歯科衛生士・メンバーが集まる
私達は、向上心のある歯科医師・歯科衛生士・メンバーとして切磋琢磨し、そのようなメンバーが集まるチームを創ります。
私達はプロフェッショナルチームです。
一人では歯科医療は成立しません。
優秀な若手歯科医師・歯科技工士・歯科衛生士・歯科助手・トリートメントコーディネーター・クリーンスタッフ・事務局メンバー、多くのメンバーがいるからこそ「良質のチーム医療」が実践でき、患者様の生涯に渡る健康を守ることができると考えます。自分もそうやって先輩にお世話になった、そしてそれを後輩へとバトンタッチしていきます。
私達は、地域医療機関であるととともに、歯学部大学病院卒後研修施設、衛生士学校の研修施設に認定されており、卒後研修歯科医師や、将来の歯科衛生士の育成にも力を入れています。
日本の未来を創る若者の育成にも力をいれています。
南大阪・日本の医療の質をあげることにつながっていくと考えています。 - 変化に強い組織
働き甲斐のある仕事場私達は、変化に強く、働きがいのある仕事場を作っていきます。
私達は、患者様の生涯にわたる口腔の健康を守ることを理念に掲げています。
そのために、私達は100年続くビジョナリークリニックを目指しています。
このBUCAの時代、実に多くの不確実な出来事、常に多くの変化が起きています。ダーウィンの言葉、「生き残るものは強いものでも賢いものでもない。変化に対応するものだ」
これからの時代、100年以上、患者様を生涯に渡って診るため・共に歩むために、私達は、変化に強いチームであることが求められます。
次に歯科医院に行こうと思って行ってみたらもう歯医者さんが無かった。私達はこれは許しません。そして、組織化され、システム化され、適切なマネジメントの実現した組織を創っていきます。
患者様にとっても、法人のメンバーにとって価値のある仕事を創り続けます。なぜなら、職場は一日の起きている時間の半分以上を過ごす場所だから。つまりメンバーの人生の何割かをいただいている場所だから。
ワクワク、心から真剣に楽しめる、取り組みがいのある仕事を創造します。
医療従事者として、真に患者様のためになることを考え続けること、そのために研鑽できること、自己成長できること、患者様に提供できること。これが私達にとっての働きがいです。
- 医療界・地域に貢献
リーダーシップの発揮私達は、地域医療に貢献できる歯科医師を100人輩出します、歯科界をリードする歯科医師を20人輩出します。
患者様の口の中の健康を守る口腔清掃指導を担当できる歯科衛生士という職種を輩出できる「衛生士学校」を南大阪に設立します。当院や、地域の高卒で働く者に、専門職としての知識と技術を提供して、国家資格を取得し、生きていく力を身に着けてもらいます。
地方行政、歯科医療界とも密に連携をとり、患者様の口腔の健康を守ります。
本当に地域医療に貢献できるために命を燃やします。各メンバーが歯科という世界や地域において、貢献をします。
スタディーグループ。研修会主催。歯科医師会、地域医療に貢献します。
師に学び、積極的に若手を支援します。☆わたしたちチームメンバーの信条☆
そして、この「医院理念」と「7つのビジョン」を実現するため、わたしたちチームメンバーが自覚する信条は、
~A Lifetime of Smiles~
私達はプロフェッショナルチームとして、患者様の心に寄り添う歯科医療を提供し、一生の笑顔と健康を守ります。です。
単純な一文ですが、この中に私達の多くのあり方が記されています。
①「私達」は②「プロフェッショナル」チームとして、③「患者様の心に寄り添う」歯科医療を提供し、④「一生の」⑤「笑顔」と⑥「健康」を守ります。
①で主語を「私達」は、としています。つまり、「私」ではないんですね。
私達、つまりチームであるということを意味します。これが非常に大切なポイントです。
一人で出来ることが限界があります。でもチームだから実現できることがたくさんあります。だから私達は、チームワークを大切にします。仲間を大切にします。仲間の成長を自分の成長のように喜びます。お互いに切磋琢磨し成長し、その成長を喜びあいます。それが結果的に患者様にとって良い医療を提供することにつながると確信しているからです。
②に「プロフェッショナル」チームと、定義しています。
アマチュアチームじゃないんですね。私達は患者様から費用を頂いて、それを給料として頂いて生きています。私達は、プロ野球選手や、プロのミュージシャン、プロのサッカー選手と同じなんです。アマニュアを否定するつもりはまったくありません。しかし、お金を頂いてそれを仕事にしている以上、中途半端なことはできません。
私達は専門に対する知識と技術に関しては一切の妥協なく追求しています。
私達は、社会人としてのテクニカルスキル・ヒューマンスキル・コンセプチュアルスキルを高めています。得てして医療従事者には社会性の低い者が居たりします。しかし私達はそれではいけないと思っています。なぜなら患者様のためにならないから。社会人力が高く患者様から信頼される、チームとしてパフォーマンスを発揮していくのに社会人力も求められることを知っているからです。
③にあるように「患者様の心に寄り添った」治療としています。つまりただ治療をするだけではないんですね。
ただ虫歯があるからそこだけを治すのではない。なぜ虫歯に至ったのか?なぜそのようなことになったのかその生活背景・環境に配慮します。そこに至る患者様の人生と、心に思いを巡らせます。そして、そうならないためにはどうしたら良いのかを一口腔単位で考えます。
歯が無いから、ただ入れ歯を入れるのではない。なぜ歯を失ったのか。歯周病なのか、う蝕なのか、力(咬合力・パラファンクションetc...)なのか。そしてなぜそうなったのか。人生の中で、生活環境の中でどのような要素があったから歯を失ったのか。。。そしてこれから歯を失わないようにするために本当に大切なことは何なのか、思いを巡らせ、患者様にお伝えします。
作業のように歯石を取るのではない。なぜそこに歯石が付きやすいのか、どのような体質があるのか、どのような生活環境があるのか、歯石の放置の先になにが起こるのか。生活の中でどのようなアプローチができるのか、患者様の気持ちや心に気持ちを寄せて治療をしていきます。
④にあるように「一生の」付き合いをすると考えています。ただその時だけ良いや、じゃなく、人生の中で、これから生涯どうなっていくのか、その時その時どのようなアプローチをするのが効果的かを考えてて治療を提案、サポートをしていきます。
私達の仕事は歯を削ること、歯石を取ることだけではありません。私達の仕事は、⑤の患者様の「笑顔」を取り戻すことです。それには私達は、思いっきり笑えるようにするためのホワイトニング、きれいな歯並びになるための矯正歯科治療、自分の歯と区別のつかないセラミック修復治療に対する知識・技術も持ち合わせている必要があると考えています。
本当に、心から、思いっきり笑えるように。。。
私達は⑤「健康」を守る・手に入れるために、あらゆる手を尽くします。口の健康が、健康寿命を伸ばすことが近年の研究結果から明らかになってきています。
これもただ口の中に入れ歯をいれるだけ、歯ブラシの指導をするだけではありません。健康を守り・手に入れるために行います。健康的な食事ができるために、咬合におけるバーティカルストップ・アンテリアガイダンスの確立、う蝕・歯周病・力のコントロール、生活習慣や生活背景への配慮と適切な治療アプローチ、医科・看護・介護職種との連携。。。本当に多くのことを考えて取り組みます。
そして私達はこれらを電話応対・事務局でのネット予約構築から、受付対応、消毒チームの連携、術者による施術、トリートメントコーディネーターによる患者様との治療の決定、患者さんとの予防のアプローチと、チームで実践していきます。
私達は、少しでも高いレベルで実現できるように、日々精進して行きます。