理事長ブログBlog
院長として自分は何を追求するか
自分にできるのはなにか?
臨床。教育、経営。そして、社会貢献。
自分が時間を費やすべきところはどこか?
夫として父親として、家族との時間。日々の中で、子供との時間。妻との時間。不十分でもわずかでも取る。
歯科医師として。
臨床家、経営者としての棚卸し。
自分の仕事のアップデートを考えることが多い。断捨離。身辺整理とも言えるかもしれない。
学術の追求。これは当然。しなければ、臨床家失格だ。
専門医・認定医のプライド。
自分にしかできない患者様の対応。多くの欠損補綴の患者様への対応。マイナーGBR、サイナスリスト、。不正咬合の患者様への小児矯正、アライナー矯正のアプローチ。その研鑽。
光学印象を用いたセレック修復。セラミック修復。銀歯を入れたいと心から願う人間は1人もいない。
拡大診療下・ラバーダム防湿下でのエンド。精密な治療、基本に忠実に。
プロビジョナルレストレーションを用いる、圧排糸を用いる。基本を忠実に。咬合を確認して精度を追求して、補綴修復をする。
JIADSコンセプトを実践する。診査診断を瞬時にできる。17つの問題点を洗い出し、治療提案できる。JIADSファンダメンタルコースで学んだ診査診断・治療技術を毎年アップデートしていく。日々の臨床に落とし込む。
エビデンスベースドな知識のアップデート。PECの山本浩正先生、寺嶋ペリオ塾の寺嶋先生。clubGPの佐藤先生。エビデンスベースドな治療を実践する。
これは、当然の技術研鑽、知識のアップデート。
専門医を取得していくのも一つの道だろう。それだけの学術研鑽を積むべきだと思う。
でもこれは、勤務医でもできること。これは歯科医師として、やって当たり前のこと。
そこから先、自分にしかできないことはなんだろう。そして世に貢献できることってなんだろう。
多くの学術勉強会で、知識・技術の勉強はできる。そして、追求すればするほど、その本家本元の先生達の偉大さを痛感する。尊敬の念しかいだけない。
そんなとき、自分にしかできないことは2つあると考える。
1つは、知識、技術、マインドのうちの、「マインド」を伝えること。それは成功哲学とも言えるかもしれない。「態度」とも言えるかもしれない。
学術・経営・政治、多くのバランスの取れた成功者と思われる歯科医師の先生と交流させてもらいその時に感じるのは、このマインドが優れている、素晴らしいことです。
そしてこのマインドを学べるところはほとんどないということだ。これを伝えていくこと。古くは松下幸之助、稲盛和夫さん盛和塾、7つの習慣、ナポレオン・ヒルの成功哲学。本田健さんetc
これは近くにいる人にしか伝わらない。自分の歯科医院に務める歯科医師、歯科衛生士スタッフにしか伝えられないことだ。
そしてもう一つは、社会貢献だ。
地域貢献、行政との連携。歯科医師会など、勤務医にできなくて、自分にしかできないこと。
勤務医に、市役所の会合に出てくれ、ということはあまりないと思う。地域貢献のために、夜に歯科医師会の会合に手弁当で出てくれ、ということもあまりないと思う。
ここに自分の時間を投資していく。
理事長である自分の時間を最大化する。
それが組織の繁栄、地域の繁栄、業界の発展につながっていくと信じる。
ただ限られた命を、もやし続けていく。
後世に世のため人のためになる組織を残していく。