理事長ブログBlog
【若手歯科医師へ】まだやってないCEREC修復?始めの一歩を踏み出そう!
今日は若手歯科医師向けにセレック修復治療の内容を記します。
ぜひこれからの時代の歯科治療の大きなブームになる光学印象や、セレック修復に興味を持ってもらってもらいたいと思います。
実際に自分でセレック修復治療をスタートしてもらいたいと思いブログを書きました。この内容はすべて志結会で勤務医ができる内容です。最後まで読んだら、若手歯科医師のあなたがどのような流れでセレック修復ができるかが想像できるようになるでしょう!
このブログの構成です。
目次
- 1.セレック修復治療とは
- 1.1. セレックの概要1.2. CAD/CAM技術の利用
1.3. セレック修復治療のメリット
- 2.セレック修復治療の適用範囲
- 2.1. セレックを使用したインレー・オンレー修復2.2. セレックを使用したクラウン修復
2.3. セレックを使用したベニア修復
2.4. セレックを使用したブリッジ修復
- 3.セレック修復治療の基本的な手順
- 3.1. 歯の準備3.2. 光学的インプレッション
3.3. CADソフトウェアでの修復物の設計
3.4. CAMでの修復物の製作
3.5. 修復物の試し装着と調整
3.6. 修復物の接着
- 4.セレック修復治療の習得方法
- 4.1. セレック研修プログラム4.2. セレックに関する文献や教材の学習
4.3. セレックの専門家からのアドバイスや指導
- 5.セレック修復治療を導入するための費用と設備
- 5.1. セレックシステムの導入費用5.2. 必要な設備とスペース
5.3. 保守・メンテナンスの考慮点
- 6.セレック修復治療を患者に提案する際のポイント
- 6.1. セレック治療のメリットを説明6.2. 治療費に関する透明性
6.3. セレック治療の期間や成功率についての説明
- 7.まとめ
- 7.1. セレック修復治療の重要性と将来性7.2. 若手歯科医師がセレック修復治療を習得する意義
7.3. 患者にとって最適な治療を提供するための努力
1.セレック修復治療とは
セレック修復治療は、近年の歯科分野で急速に普及しているデジタル技術を用いた治療法のひとつです。CAD(Computer-Aided Design)とCAM(Computer-Aided Manufacturing)技術を組み合わせて、より迅速かつ正確な修復物を提供することができます。本ブログでは、セレックの概要、CAD/CAM技術の利用、そしてセレック修復治療のメリットについて解説します。
1.1 セレックの概要
セレック(CEREC: Chairside Economical Restoration of Esthetic Ceramics)は、1980年代に開発された歯科用CAD/CAMシステムです(1)。セレックは、患者の歯のデジタルインプレッションを取得し、歯科医師が歯の修復物を設計・製作・装着する一連の作業を効率化し、短時間で高品質な治療を提供することができる技術です。
志結会ではこの最新のセレックシステムを導入しており、世界最高水準のセレック治療を提供することが可能となっています。
もちろんこれは志結会に来たい若手歯科医師にも全てオープンにしています。
このセレック修復に関するノウハウは志結会に所属するすべての歯科医師が等しく得ることができます。
1.2 CAD/CAM技術の利用
CAD/CAM技術は、デジタル技術を用いて修復物の設計(CAD)と製造(CAM)を行うものです。従来の治療法では、歯の型取りや修復物の調整に多くの時間がかかり、患者の負担も大きかったものですが、セレックを用いたCAD/CAM技術を活用することで、これらの問題を大幅に解決することができます(2)。
1.3 セレック修復治療のメリット
セレック修復治療には、以下のようなメリットがあります。
1.3.1 時間の短縮
従来の方法では、歯科技工士が修復物を製作するために数週間かかることがありましたが、セレックを使用することで、治療時間を大幅に短縮し、多くの場合は一回の来院で治療を完了させることができます(1)。
1.3.2 高精度な修復物
デジタルインプレッション技術を用いることで、より正確な歯の形状を捉えることができ、修復物の精度が向上します(2)。これにより、患者の咬み合わせや審美性の問題が軽減されることが期待されます。
1.3.3 患者の快適性の向上
従来の方法では、歯の型取りに不快な感触が伴ったり、何度も試着が必要だったりして、患者の負担が大きかったものです。セレックを用いることで、デジタルインプレッションにより不快な型取りを回避し、修復物の試し装着や調整も効率的に行えるため、患者の快適性が向上します(3)。
1.3.4 環境負荷の軽減
従来の方法では、歯科技工士が修復物を製作する際に、金属やプラスチックなどの材料を使用し、廃棄物が発生していました。セレックでは、セラミック素材を用いて効率的に修復物を製作するため、環境負荷を軽減することができます(2)。
セレック修復治療は、歯科治療において画期的な技術であり、従来の治療法に比べて多くのメリットがあります。特に、治療時間の短縮や患者の快適性向上、高精度な修復物の提供、環境負荷の軽減などが挙げられます。
これらの利点を踏まえて、若手歯科医師のみんなには志結会でセレック修復治療の習得に励んでもらいたいと思います。患者にとって最適な治療を提供し続けることができるようになります。
2.セレック修復治療の適用範囲
2.1 セレックを使用したインレー・オンレー修復
インレーとオンレーは、虫歯や欠損部分を修復するためのセラミック製の詰め物です。セレックを用いて製作することで、従来よりも精度の高いインレー・オンレーが得られます。また、CAD/CAM技術を活用することで、製作時間が短縮され、患者さんの待ち時間を軽減することができます(4)。
2.2 セレックを使用したクラウン修復
クラウン修復は、歯の形状や機能を回復するための治療法です。セレックを用いることで、従来の手法に比べて短時間で高品質なクラウンが作成できます。さらに、セレックによるクラウン修復は金属を使用しないため、審美性に優れています(5)。
2.3 セレックを使用したベニア修復
ベニア修復は、歯の表面に薄いセラミックシェルを貼り付けることで、歯の色や形状を改善する治療法です。セレックを使用することで、患者さんの歯にぴったりとフィットするベニアをデジタル技術で精密に設計・製作することができます。これにより、従来の手法に比べて高い審美性が得られます(6)。
2.4 セレックを使用したブリッジ修復
ブリッジ修復は、欠損した歯を隣接する歯に支えられた人工歯で補う治療法です。セレックを使用することで、従来よりも高い精度でブリッジを製作できます。また、CAD/CAM技術を用いることで、製作時間が短縮され、患者さんの負担を軽減できます(7)。
これらは、志結会で歯科医師が自分の手で作ることができます。あなたも実践することが可能です!自分で治療方針を決定し、形成し、設計デザインして、削り出して口腔内に装着する。若手歯科医師として、こんなに楽しいことはありません!
3.セレック修復治療の基本的な手順
3.1. 歯牙の形成
セレック修復治療を開始する前に、まず歯を適切に形成します。歯の形状や状態に応じて、適切な形成が必要です。これにより、修復物がしっかりとフィットし、長持ちするようになります(8)。
3.2. 光学的インプレッション
次に、光学的インプレッションを行います。光学的インプレッションは、従来のインプレッション材を使用せずに、デジタルカメラを用いて歯をスキャンし、3Dモデルを作成するプロセスです(9)。これにより、精度が高く、患者様にとっても快適なインプレッションが可能になります。
3.3. CADソフトウェアでの修復物の設計
3Dモデルが作成されたら、CADソフトウェアを用いて修復物を設計します。このソフトウェアでは、修復物の形状や大きさを調整し、歯との適合性や咬み合わせを最適化することができます(10)。歯科医師としてこれを自由自在に操れるようになると本当に楽しいです。自分の思った通りの咬合を付与することができます。
3.4. CAMでの修復物の製作
設計が完了したら、CAM機器を用いて修復物を製作します。セレックシステムでは、高品質なセラミック材料が使用され、短時間で修復物が完成します(11)。志結会ではCAM機器であるプライムミルとスピードファイアまで導入しているので、歯科医師自身の手によってその日のうちに作成することが可能です。
3.5. 修復物の試適と調整
修復物が完成したら、患者様の口腔内で試し装着を行い、適合性や咬み合わせを確認します。必要に応じて、修復物の調整を行います(12)。またセラミック系など材質により、調整は接着後に行うこともあります。
3.6. 修復物の接着
最後に、修復物を歯に接着します。適切な接着剤を使用し、修復物が確実に固定されるようにします(13)。これにより、長期間安定した修復が可能になります。
セレック修復治療は、デジタル技術を駆使した効率的で高品質な治療法です。若手歯科医師の皆さんには、この技術を習得し、患者様に最適な治療を提供できるよう努力していただければと思います。デジタル技術は歯科治療の現場でますます重要な役割を果たすようになっており、セレック修復治療を学ぶことは、今後の歯科診療において大きなアドバンテージとなります。
4.セレック修復治療の習得方法
若手歯科医師の皆さんにとって、セレック修復治療の習得は、診療の幅を広げ、患者様により良い治療を提供するための重要なスキルです。ここでは、志結会でのセレック修復治療の習得方法についてご紹介します。
4.1. セレック研修プログラム
志結会では、セレックの習得に、専門的な研修プログラムを用意しています。
志結会ではこの研修を受けることができます。研修プログラムでは、基本的な操作方法やソフトウェアの使い方、治療計画の立案などが学べます(14)。また、実際の治療に臨場感を持って取り組むことができるよう、模型を使ったハンズオン研修も行われています(15)。
4.2. セレックに関する文献や教材の学習
セレック修復治療の習得には、成書や関連文献や教材を活用することが重要です。最新の研究成果や治療法、技術の進歩を理解し、自分の診療に取り入れることが、患者様への最善の治療を提供するための基盤となります(16)。志結会では先生が満足行くまで学べるように書籍や学習ツールを完備しています。
4.3. セレックの専門家からのアドバイスや指導
セレック修復治療の習得には、経験豊富なドクターや研修での指導医の先生からアドバイスや指導を受けることも有益です。そこから得られる知識や技術、臨床経験は、自分の診療に大きな影響を与え、より高いレベルの治療を実践できるようになります(17)。
セレック修復治療の習得は、今後の歯科臨床の最重要スキルの一つになると考えられます。
研修プログラムや成書、文献、指導医の知識を活用し、セレック修復治療の技術を磨いていきましょう。
5.セレック修復治療を導入するための費用と設備
勤務医だと、なかなかその機材がどれくらいの費用なのか想像がつかないですよね。ここでは少しその費用感をお伝えします。
5.1. セレックシステムの導入費用
セレックシステムの導入費用は、システム自体の価格や付属機器、ソフトウェアライセンスなどによって変わります。一般的に、導入費用は約1000万円以上の投資が必要となります。驚くべき高さですよね。中古機器や割引キャンペーンを利用することで、費用を抑えること(18)もできるようです。しらんけど。
また、システムの導入にあたっては、導入費用を踏まえたうえで、実際に利用される治療件数や患者様からの需要を考慮し、採算性を検討することが重要です(19)。
それゆえ日本の多くの歯科医院では導入に二の足を踏んでいるのが現状です。今後日本でもスタンダードになる光学印象を今からマスターしておくことは先生にとって非常に価値があります。
5.2. 必要な設備とスペース
セレックシステムの導入には、光学的インプレッションを行うためのスキャナー、CADソフトウェアがインストールされたコンピューター、および修復物を製作するためのミリングマシンが必要です(20)。
これらの設備は、診療室内に十分なスペースが確保されていることが前提となります。また、設備の設置場所によっては、電気や水道の設備改修が必要となる場合もありますので、注意が必要です。
志結会では十分なスペースを確保することが出来るためこれらの設備のパフォーマンスをいかんなく発揮することができています。
5.3. 保守・メンテナンスの考慮点
セレックシステムを導入した後も、定期的な保守やメンテナンスが必要です。スキャナーやミリングマシンの故障が発生した場合には、迅速に修理ができるよう、専門の技術者と連携しておくことが望ましいです(21)。また、ソフトウェアのアップデートやバージョンアップも定期的に行うことで、最新の機能や技術を活用できるようになります。志結会では継続的なアップデートにより常に最新のバージョンを使用することができます。若手歯科医師にとって非常に恵まれた環境となっています。
5.4.まとめ
セレック修復治療は、歯科治療の質を向上させる革新的な技術です。セレックシステムを導入することで、効率的な治療が可能となり、患者様の満足度も向上します。
しかし、システム導入には高額な費用がかかり、適切な設備やスペースが必要です。また、継続的な保守・メンテナンスが求められます。それゆえ、まだ日本においては導入できない歯科医院が殆どです。
ぜひ最先端の治療設備を有する志結会で、十分設備について見識を深めておくことをおすすめします!
6.セレック修復治療を患者に提案する際のポイント
6.1. セレック治療のメリットを説明
セレック治療を患者様に提案する際には、そのメリットを明確に伝えることが重要です。セレック治療は、従来のインプレッション技法に比べ、より正確で効率的な治療が可能です(22)。また、セレック治療により、わずか1回の来院で治療が完了する場合が多く、患者様の通院負担が軽減されます(23)。さらに、セレックで製作された修復物は、審美性や適合性が高く、患者様の満足度が向上することが報告されています(24)。
6.2. 治療費に関する透明性
セレック治療は、従来の治療方法に比べて高額な場合があります。そのため、治療費について十分な説明を行い、透明性を確保することが重要です。患者様には、セレック治療の費用対効果や、従来の治療方法との比較を適切に説明しましょう。
6.3. セレック治療の期間や成功率についての説明
セレック治療は、従来の治療方法に比べて短期間で治療が完了することが多いですが、治療期間や成功率には個人差があります。患者様には、個々の状況に応じた治療期間や成功率について適切な説明を行い、不安を解消しましょう。
7.セレック修復治療の今後の展望と発展
7.1. デジタル技術の進化による治療精度の向上
デジタル技術の進化に伴い、セレック修復治療の精度は今後さらに向上することが期待されています。例えば、光学的インプレッション技術の進歩により、より正確なデータ取得が可能になることで、修復物の適合性が向上するでしょう(25)。また、AI技術の発展により、CADソフトウェアの設計能力が向上し、より効率的な治療が可能になることが予想されます(26)。
7.2. セレックシステムのアップデートと新機能
セレックシステムは、定期的なアップデートが行われ、新機能が追加されています。これにより、治療の効率性や審美性が向上し、患者様の満足度が高まることが期待されています(27)。私達歯科医師は、最新のシステムや機能について常に情報をキャッチアップし、最高水準の治療を提供できるよう努力していきましょう。
7.3. 他のデジタルデンタル技術との統合
デジタルデンタル技術は、ますます進化し、多様化しています。セレック修復治療と他のデジタル技術(例えば、デジタルスマイルデザイン、デジタルインプラントプランニング)との統合が進むことで、より総合的で効果的な治療が可能になることが期待されています(28)。
また、デジタル技術の発展により、オンラインコンサルテーションやリモート診断が一般化し、歯科医療のアクセシビリティが向上することが予想されます(29)。日本のオンライン診療のパイオニアである志結会ではこの分野でも活躍します。
7.4. まとめ
セレック修復治療は、デジタル技術の進化に伴い、今後さらに精度が向上し、新機能が追加されることが期待されています。
また、他のデジタルデンタル技術との統合が進むことで、より総合的な治療が可能になります。シロナのDSコアシステムへの統合も目が離せません。
志結会は世界の最先端を走ります。若手歯科医師が、最新の技術や知識を習得し、デジタルデンタル技術の発展に貢献できるよう努力していきます。
ぜひ一緒に志結会で、この新たな歯科の時代を走りましょう!!
※今回のブログは、後学のためにChatGPTで目次だしをしています。