理事長ブログBlog
親からの医院継承は価値がある
当法人には歯科医師の先生が多く見学に来られます。その中には2代目、3代目の先生もいらっしゃいます。
以前、その時、継承相談で、お伝えした内容を今回は書かせてもらいます。
これから数年後に、医院継承を考えられる先生によんでいただければありがたいです。
医院継承は素晴らしい
医院継承を考えられている先生、素晴らしいことだと思います。
その地域で親御さんが作られたものを引き継ぐこととても価値があることだと思います。医院の継承は、患者さんとその臨床データの継承でもあります。
永続して通えることは患者さんにとって安心となります。
継承は初代開業より大変だけど価値があります
医院外観、内装、動線は、自分のしたいことを実現するために設定します。これから30年どのような歯科医院を実現しますか??
当法人は、僕が初代で開業しました。初代は初代で大変だけど、現在の歯科医院継承はさらに大変だと思います。
父親の存在感。
父親の作り上げてきた医院の歴史。
父親を慕ってくれているスタッフ、患者さん。
借金・預貯金、その使いみち。
すばらしい財産だと思います。
だだしのそのバトンを引き継いで、これからさらに発展させていくのは継承する先生です。
その中で、お父さんのいいところは引き継ぎ、これから先生のしたいことも入れていくことになると思います。
継承後のイメージを明確にしてください
全権委任後、継承後に、若先生の代になったら、、、
1.どんな歯科医院にしたいですか?
2.どんな治療を先生はしたいですか?
3.どんな医院生活をこれから30年したいですか?
4.自費治療中心ですか?保険治療中心ですか?
5.治療中心ですか?予防型ですか?
6.それによってどんなワークアズプライベートを実現しますか??
確実に言えることは、
今から、しっかりと見える化して、お父さんやスタッフに、自分のしたいことをプレゼンしていくことです。
なぜなら今いる父親やスタッフを口説けなくて、将来の歯科医院の舵取りや、患者さんを、自分のしたいことを実現することは難しいからです。
「言うは易し、行うは難し」です。実現しようと思ったら、言うことさえ出来なかったら、実現しません。
まだ継承まで何ヶ月から一〜二年あるのでしたら、しっかりと若先生の30年のビジョンを明確にして、これからの方向性を伝えていってあげてください。
お父さんを否定するのではなく、「築いてくれたものをさらに発展させていくために」、と伝えて上げてください。
実際に歯科医院の組織や形態中身を変えていくのはお父さんから、人事権、会計権など、全権を譲ってもらってからになると思います。今から自分のしたいことを伝えることは重要です。組織が変わるのは容易ではないからです。
最後に、少しずつ考えを伝えてください
①明文化、②口頭説明、③タイムコースの説明、④試用期間、⑤本始動のスッテップに沿って少しづつ浸透させてください。