理事長ブログBlog
衛生士学校解剖学4回目 組織学
先日、衛生士学校4回目がありました。
今日の内容は、歯髄象牙質複合体、セメント質と、歯根膜や歯槽骨、歯肉などの歯周組織の組織学でした。
組織学が面白くて面白くてならなかった大学時代を思い出しました。
学生時代、、、
知覚過敏症の解剖学な生じるメカニズムに感動しました。象牙細管の構造と、象牙芽細胞突起(トームス線維)の位置関係におー!っと納得して。
自由神経終末が象牙細管に侵入している。
自由神経終末は、外来刺激を、感覚としては痛覚としてしか知覚しないということに。
歯の中のわずかな神経線維の一本から、抹消神経から、神経節を興奮伝達し、その刺激は中枢神経に入り、脳にて知覚される。
すごい!細胞のバトンタッチが、痛みを僕の意識に結びつけているんだと感動。
歯根膜はさまざまな細胞が存在することにワクワクしていました。
いろんな骨芽細胞、セメント芽細胞、線維芽細胞、それらの間葉系幹細胞がいることに。そして吸収系の細胞、破骨細胞もいることに。
びっくりしたのが、線維芽細胞がコラーゲンの産生だけでなく、吸収も担っていること。コラーゲンをつくるためには、材料が必要。その材料は細胞が周囲から吸収して手に入れていることに納得。そしてこれが細胞におけるリモデリングだと気づいて、、、うーん、感動。
解剖学や組織学を知ることで、ヒトに自分の身体のなかで起こっている神秘に気付かされてきました。
マニアックなこの感動をどう、これからの将来をになう若者たちに伝えるか。。。
歯科医学に興味を持って、その子たちが成長することで、日本の歯科医療が良くなる。日本のデンタルIQが高くなる。健康管理ができるようになる。
僕の夢は南大阪から歯周病をなくすこと。そして日本・世界から歯周病をなくすこと。
衛生士学校で伝えていること。
知識としてだけでなく、少しでも楽しさと知的好奇心をくすぐれるようにしていきたいと思っています。