理事長ブログBlog

8232023
日々のこと

【開業を考えているDr向け:決定版!】医療法人理事長の仕事ってなに??〜志結会を例に〜

(2023年8月23日アップデート)

医療法人の理事長・院長の仕事ってなんですか??という質問があったのでシェアしておきますね。

今回の内容は、患者様向けではありません。患者様でお読みになられる方はその点をご留意ください。

今回のブログは、開業を考えている歯科医師向け、また開業して数年の院長向けの内容です。

 

医療法人の理事長って普段何しているかよくわからないですよね。

開業して、院長ならなんとなくわかるけど、、、。

理事長??ってなりますよね。

今回は、医療法人志結会での業務内容を例に、理事長の仕事を紹介します。また勤務医と理事長の仕事の違い、開業する前に勤務医のときに取り組んでいたほうがいい内容についても触れておきます。

今日の内容です。

1.理事長の仕事ってなに??

2.理事長としての診療業務とは??

3.志結会の勤務医が、成長・成功できる14の理由

4.医療法人で、勤務医がしていない理事長の仕事ってなにがある?

5.勤務医が行う「3つの仕事」

6.最後に

 

医療法人の理事長では組織の規模と、組織編成よってその仕事は大きく違います。

ここでは、あくまで医療法人志結会での理事長業務について紹介します。

これは今思いついたあくまで一例です。好評であればアップデートしていきます。

医療法人理事長の業務内容に迫ってみます!

 

1.理事長の仕事ってなに???

シンプルに言うと、法人の発展のための「最終決定」です。

ざっと思い浮かぶことを4つあげてみますね。

1️⃣医院理念・7つのビジョン実現のための、対外的な医療法人志結会の地位向上の仕事。

歯科医師会、大学病院、衛生士学校、厚生労働省、スタディーグループ・勉強会。志結会としての関係性作り。

医療法人は、地域や日本の中で多くの関係性の中で成立しています。

自分たちだけが良くなる、というのを良しとはしていません。多くの関係者・関係機関と、医療法人志結会がWIN-WINの関係を構築する。

そのためにできる限り理事長は、お願いされるあいだは、対外的な仕事も体力や体調の続くかぎり行います。

2️⃣医院理念・7つのビジョン実現のため、医療法人志結会の10年単位の長期ビジョン作成・数年の中期ビジョンの作成、短期方針に関する決定・決済。

泉州における中規模歯科診療所として、1.5医療機関、SPTを含めた口腔管理できる体制の構築をします。100年続く歯科医療法人の20期をめどに、地域医療の支援拠点を増やすことも検討します。

3️⃣医院理念・7つのビジョン実現のため、医療法人志結会のメンバーのキャリア構築、将来に関する決定事項、その支援。

一人ひとりのメンバーが志結会にとっての財産です。

そのメンバーのキャリアアップを考えています。

具体的に行ったことで列挙すると、

衛生士学校でミニレクチャーのチャンス。

認定衛生士取得の支援。

ドクターの技術向上のためにJIADSペリオコース、SJCDコース、寺嶋ペリオ塾など多くの実技研修のチャンスを与える。

新人スタッフに新社会人教育を外部研修で受講のチャンスを与える。

歯科助手から衛生士国家資格取得のチャンスを与える。

多職種からトリートメントコーディネーターへのステップアップ、キャリアアップとその支援。

そのメンバーの人生にとってプラスになる多くのチャンスを与えることが仕事です。

チャンスは平等です。それを掴むかどうかは、そのメンバーのビジョンとやる気しだいです。

そして、このようなことを法人内で実践していくかどうかも、理事長次第です。

大学院生への支援

社会人として成功できるための成功哲学を踏まえた、キャリア面談。

理事長は、医療法人志結会医院理念の実現として、上記の取り組みを行っています。つまり、「口腔の健康を通じて、関わる全ての人々の物心両面の幸福を追求する」。これを具体的に行っているのが上記取り組みです。

4️⃣医院理念・7つのビジョン実現のため、「現状」の医療法人に置ける決済・決定。仕組み作りの最終的な決済・決定。その最終決定。

組織は、その時その時、重大な判断事項が生じます。

これらに迅速に決断をくだす必要があります。最終責任は理事長にあります、そのための決断をしていくのが、理事長の仕事です。

具体的には、時流に即した器材の導入の決断。マニュアル作成の決断。ドクター歩合制の導入の決断。スタッフ食事支援制度の導入の決断。患者様アンケート制度導入の決断。

 

ちなみにこれら1️⃣〜4️⃣の仕事を「おざき歯科の3つの仕事」にあてはめると??

おざき歯科医院の従業員には、「3つの仕事」があると伝えています(これとは別に、業務上の判断基準「3つのため」というものもあります、名称似ていますね)

(1)診療業務:下記診療業務参考。(もしくは、勤務医のいない日のみ)

(2)医院を良くする業務:上記1️⃣〜4️⃣。他にも下記勤務医には任せていない仕事やHPの理事長の仕事を参考に。

(3)医院のマニュアルアップデート→その最終承認。

 

2.理事長業としての診療業務は??

診療業務も行っています。

しかし、院長・理事長にとって診療業務はあくまで院長業・理事長業の一部分です。

勤務医時代の実際的な業務における診療時間が80%だとすると、理事長としての実務的な診療にあてられる時間は10%くらいです。

開業した先生のほとんどが、院長になってこんなに診療以外のことをしないといけない(診療に集中出来ない)と思わなかったと、驚いています。当然です。勤務医の時に知らない、興味なかった、やっていないですからね。

個人歯科医院開業の成功ライン(1億くらいまで)の医院の院長先生に、聞いてみると、自分のリソースのうち、診療に費やせる時間・労力・金銭は10%くらいです。

自分のしたい診療をするために開業したはずなのに、診療のことを考えられなくなるんですね。

これを新規開業で開業前の理想の診療体制に持って行けているのは、僕の周りで聞いている感じだと体感で10人中2〜3人くらいです。

それ以外の院長は新規開業の現実にぶつかって軌道修正を余儀なくされています。

一部の新規開業歯科医師は、開業を後悔しています。

開業してからみんなびっくりするんですね。そして自分で開業してから、院長や理事長の大変さに気づくんですね。自分もそうでした。今回このブログを書くにいたったのも、理事長業がわからないという声によるものでした。

勤務医時代では歯科医師の仕事は、「診療」がほとんどという認識だと思います。勤務医時代はそれでいいと思っています。

後に記載する「勤務医の3つの仕事」に集中することで、歯科医師として社会人としてある程度の3つのスキル(テクニカルスキル・ヒューマンスキル・コンセプチュアルスキル)が身につくと思います。

役割分担ですね。

志結会では、理事長も一部診療をします。

しかし、理事長として診療をする目的は、ただ目の前の患者さんを治すためではありません。あくまで組織を成長させ、医療法人全体でよい医療サービスを提供できるために行います。

治療技術の現場への落とし込み、現場を把握するためです。

Kuriharaの治療チャートによる診査診断、CEREC修復とその操作、インビザラインの臨床対応、小児矯正、マイクロエンド、ラバーダム、CR充填、抜歯、FOP、インプラント埋入、マイナーGBR、ソケットリフト、サイナスリフト、訪問診療などなど、現場・現状を知らないと新たなことを医院に導入できないですからね。

医療法人志結会では優秀な情熱ある勤務医に、多くの裁量を与えています。 1 2

志結会では、各分野の得意な勤務医の採用をしています。さらに、新人も経験者歯科医師も、志結会の医院理念・7つのビジョンの実現に対して、自分の貢献を考えれる勤務医を採用しています。

そして、当法人の勤務医は本当に価値のある仕事をすることができます。これを作ることが医療法人の理事長の仕事だと思います。

医療法人志結会の勤務医として恵まれた環境で診療することができます。医療法人志結会での勤務医として働く意義、大きな価値を列挙します。3、4

3.志結会の勤務医が、成長・成功できる14の理由!

(1)社会人として成功するチャンスがあります。

歯科医師たる前に人間たれ(東京歯科大学創始者血脇守之助先生の言葉)を実現できるように心がけています。社会人としての成功哲学に触れられるチャンスが等しくあります。

(2)初診からの対応ができます。

院長から言われたことしかやっては行けない歯科医院もあります。

(3)担当医制で診れる。

自分で治療計画を立てて、自分の裁量高く、思う通りに診療ができます。

しかも歯科医院のベースが、症例蓄積を許可しているので、初診時の写真や、資料採得を許しています。

担当医制でなく、だれがどんな根治をしているかわからない状態で根充をしないと行けない歯科医院や、担当医制で治療計画なく治療をしないと行けない歯科医院もあります。症例発表をするにも、資料を揃えることが可能になっています。回すだけの歯科医院だと不可能です。

(4)多くの患者さんに対応し成長できる機会がある。

自由診療で10人から保険診療で40人までの患者さんを対応することができます。患者様が来てくれず、また任せて貰えず1日数人しか治療できなかったという医院もあります。歯科医師は、患者様と向き合う・治療計画を立て、信頼関係を結び、技術を実施することで、本当に成長できると思っています(当然そこには練習も、勉強も必須です)

(5)保険診療も自由診療も両方出来る。

歯科医院によっては、自由診療は全部院長、勤務医は自由診療をさせてもらえないという歯科医院もあります。また自由診療中心の医院で、勤務医には患者様が配当されないという歯科医院もあります。

また保険だけぶん回す医院だと、自由診療ができなかったり、またそもそもの重要な治療計画を考えられなかったり、治療の予後を負うことができません。志結会では、かかりつけ機能強化型診療所として、SPTやメインテナンスシステムをもち、自分の取り組んだ症例を長期的に追っていくことができます。

(6)お互いに症例相談できる勤務医・歯科衛生士がいる、できる環境がある。

新人ドクターにとってもそれぞれの得意分野があるから、いろんな観点でディスカッションができます。先輩ドクターにとっても、後輩ドクターがいることで、自分の知識を再確認と深める、アップデートすることができます。これも志結会が資料をとることを許しているからこそできることです。

口腔内写真、レントゲン、顔貌写真、IOSデータなど資料取りをしていない医院だと不可能です。

(7)マニュアルが存在する・アップデートをする裁量もある。

世の中にはマニュアルが存在しない、そこの医院でのやり方が見える化されていない医院もあります。そしてそれを修正する権利のない歯科医院もあります。志結会は、現場の歯科医師の声を反映することを許可しています。

 

(8)自分の全歯科診療、診療サービス・ホスピタリティーに対して、患者様からのフィードバックを受けられる。

毎回患者様に「診療後アンケート」を10段階評価とコメントで貰えるようにしており、自分の医療サービスが良かったかどうかを知ることができます。

全患者様に、全治療において、点数・自由コメント方式で記載してもらうというフィードバック機構を導入している歯科医院は日本で数えるくらいしかありません。

この「診療後アンケート」を患者様が協力してくれることにより、志結会の勤務医は、すべての歯科診療行為を振り返ることができ、この積み重ねが、世界最高水準の医療サービスを提供できるようになります。

(9)自分の1日あたりの診療実績、診療パフォーマンスを視覚化してくれています。

毎月の自分の診療実績を見える化しています。特に技工代+金属代まで追って見えるようにしてくれています。技工代+金属代は10%以内に納めていますか??

歯科医院によっては、自分の今月の診療実績が見えない歯科医院もあります。社会人として、給料分以上の自分の働きができているか、自分で評価できることが本当に大切なんです、これは人から言われることではないんですね。

(10)「MVP投票制度」で自分の人間的魅力を客観的に知ることができます。

自分がまわりのスタッフからどう見えているか知ることは勤務医時代に特にとても大事になります。

歯科医師は一人では働くことはできません。スタッフの協力を得て、また周りをサポートすることで周りがサポートしてくれます。

人間的魅力を高めていくことも勤務医時代の重要な成長です。実は一番大切かも知れません。

志結会では、全メンバーが、医院理念・7つのビジョンに沿って行動できている素晴らしいメンバーを投票します。それぞれのメンバーが勤務医に対しても等しく投票の機械があります。勤務医が周りのメンバーからどう評価されているかを知ることができる画期的な制度です。周りのことをサポートできている勤務医は投票ポイントを得られるし、まわりに非協力的だったり横暴な勤務医には点数が入りません。志結会での勤務医の間にぜひMVPで1番をとってください。思っている10倍難しいですよ。

このポイントはかなり正確な精度があります。この投票、ポイントに、向き合うことが、人間的成長・成功につながります。人間性・社会人度を測定してフィードバックしてくれる歯科医院はほとんどありません。

(11)勤務医として、診療実績に対する正当な対価として、年収2400万を得ることが可能です。優秀な歯科医師が活躍でき豊かになれる環境です。

志結会は、日給換算10万円、月給換算200万円、年俸換算2400万円、勤務医として給料をもらえる診療体制です。

そこには、当然、患者様の信頼関係構築、知識、練習、研修、自己研鑽、症例相談、症例ディスカッション、後輩指導からのフィードバック多くの取り組みの末にです。当然、自由診療のゴリ押し、エビデンスを下回る保険治療なんかは論外です。患者様のためになりません。悪です。

保険診療・自由診療を愚直に行っていることで可能です。これは診療だけで勤務医で可能です。これに院長手当や役職手当など含まれていません。

志結会での歯科医師の診療行為に対しての歩合は20%(以上)です。

現実に1日換算で50万円(日給換算10万円)以上の働きをしている歯科医師もいます。

志結会は最低保証ありの歩合制を導入しており、年収換算2400万円もらえるだけのチャンスはすべての勤務医に平等にあります。

優秀な歯科医師が報われる、正しい報酬が支払われる制度を志結会では導入しています。

年収2400万が医院の体制上、勤務医に支払うことが不可能な医院も存在します。

(12)ドクター間・スタッフ間のコミュニケーションを支援する「食事支援制度」があります。

診療時間中は、本気で多くの患者さんの診療をしている時間です。ゆっくり話をする時間はありません。

しかし高い質と量を提供できる診療を実践するには、チームメンバーの強力な結束が必要不可欠です。チームのコミュニケーションを深めるためにランチ・ディナーを医院のメンバーでとることを推奨して、その支援をしています。

(13)自己の成長のため、医院補助のもと外部講習を受けることができます。

多くの歯科技術の研修が診療時間後や、土日にあります。

歯科医院によっては、遅くまで診療をしていたり土日診療があって、自己成長のチャンス・勉強をする機会がとれない歯科医院もあります。また、そこを研修に行きたいというと嫌な顔をされる歯科医院もあります。

志結会では、技術研鑽、症例発表、症例ディスカッションなどの自己研鑽・自己啓発が、医療水準の源泉だと認識して、それら外部講習をうけやすい体制を構築しています。

本当は、地域医療のため。歯科医師としての成功のため、開業に向けて土日研修に行かないと開業医としてはうまくいかないのがわかっているのに、行くことができない環境の勤務医の状況には悲しい思いを抱いてしまいます。

(14)各学会の認定医・専門医を取得していくことができます。

開業医で、そのためのロードマップ(クリア条件を共有、支援してもらえる)を理事長と一緒に共有することができます。

医療法人志結会では、一般開業医、歯科医院でありながら、専門性を高めていくことができます。

現在、勤務医の診療体制の中で、日本口腔インプラント学会専修医、日本顎咬合学会咬み合わせ認定医、日本臨床歯周病学会認定医、日本顕微鏡学会認定医、日本成人矯正歯科学会認定医など取得支援をうけることができます 5。

 

志結会は、このように、情熱ある若手歯科医師や専門医が力を発揮できる体制を整えています。日本で最高水準の勤務医の成長・成功できる機会が得られます。

そしてこの取り組みが最終的に必ず、地域住民の皆様、地域医療・日本の歯科医療へ貢献すると確信しています。

ただ、この恵まれた環境を最終的に、活かすも殺すも当事者である勤務医次第、活用するかしないかも本人の撰択ではあります。

しかし理事長としては、最大限、勤務医が自身が、勤務医・専門医・分院長・継承医・開業医としても社会的に成功できる環境を整えるのが、仕事です。ここ大事です。これは勤務医のように働くこととは違うものです。

理事長が診療しやすい環境を作るのではなくて、勤務医が成功できる環境を作るのが、理事長の診療業務です。

理事長は、俺が歯科医師としてすごい!ってなるのではなく、勤務医が社会人として歯科医師として成功できるように環境をつくるのが理事長の最優先の仕事だと考えています6。ハーズバーグの二要因理論でいうところの衛生要因を取り除き、動機づけ要因を増やしていく。医療法人志結会はこのPDCAサイクルを高速で動かしています。

 

実際の歯科医師としての診療業務は、ドクターや医院メンバーに診療を采配するために行います。ここも重要です。この診療難易度ならこのドクターに采配できるな、この業務内容はこの職種に配置できるな、など、采配するために診療をしています。

実務としては、月曜日午後診、火曜日午後診、金午後訪問、(月数回、土曜日と木曜日午後矯正)(2023年8月現在)を行っています。理事長・院長が、診療業務に「しか」しなくなると、90%の医療法人は潰れてしまします(法人の成長過程と目指すスタンスで変わってくると思いますが)

理事長にしかできない業務・検討事項が多岐にわたり非常に多いため、原則診療枠は増やせません、むしろ減らさないといけないことが多いです。患者様にはご不便をおかけしますが、ご理解ご協力をよろしくお願いします。それ以上に多くの専門性のある優秀な歯科医師が対応できるように善処して行きます。

私なんかより、それぞれの得意分野での各歯科医師の方が高い診療技術を持っていると自負しています。

(新人院長・理事長先生向けに。どれだけ環境を整えて、チャンスを与えても、恵まれた環境を認識できず、その意図を読まずに、でも世の中文句をいう歯科医師も一定数います。ありがたいことに当院では現在いないですが。。これは理事長・院長になって勤務医を採用してはじめてわかります。困っている新人院長・理事長さんいたらメッセージください。)

4.医療法人で、勤務医がしない理事長業務ってなにがある?

(優秀な勤務医は取り組むこともあります。)

理事長は理事長の仕事をしています。

院長や理事長になって初めて、これらも勤務医の時に知っておけばよかったなと、今にして感じるのでここに記載します。

同時に、理事長として、理事長の仕事を勤務医に振らないようにしています。勤務医には(一部手伝ってもらっている方もいますが)、以下の仕事を必須業務としていないです。(勤務医時代の仕事は、あくまで後述する「歯科医師の3つの仕事」に集中してもらえたらと思っています。)

・医療法人として、歯科界での地位向上のため、厚生労働省への単独型研修施設になるための交渉や準備。

・医療法人志結会として地域医療への貢献のため、休日診療や障害者診療や、市役所での小児歯科健診、歯科医師会公務。

・医療法人志結会の地域貢献活動としての祝祭日の市町村の地域イベントでの活動。

・医療法人としての大学医局、大学人とのネットワーク作り、関係性強化。

・医療法人としての衛生士学校との、永続的な関係構築のための実習先になるなど交渉、衛生士学校講義への参画・アドバイス。

・従業員のキャリアアップ支援。DHによる衛生士学校講義、メンバー5年後のキャリア支援(認定医取得支援、外部講習支援、論文作成サポート)

・医療法人の業界貢献活動として、スタディーグループの運営

・時間外や診療日以外でも、医療法人の発展のための器材・診療システムの導入の検討後の決定、各種メーカーへの価格交渉。

・医療法人発展のための、技工所の提携・立ち上げなどの新規事業の裁量。

・銀行との融資や金利交渉

・医療法人として、歯科界の地位向上のため、企業と提携し、新規サービス・器材・薬剤の開発・普及活動。

・医療法人として、歯科界のなかでの地位向上、地域医療のボトムアップのため、志結会へのSGインストラークター・大学教授クラスの講師の招聘、論文発表の準備、土台づくり、認定医・専門医取得の土台づくり。

・医療法人志結会でも、勤務医には、これらを必須業務にしていないです。

これらは、理事長や事務局(事務長)の仕事として限られた時間の中で行っています。勤務医やDHに振っていない仕事になります。

(当然、上記、理事長の仕事に記した内容で、対外的な仕事してくれている方もいます。感謝しています。)

5.勤務医が行う「3つの仕事」

ちなみに、勤務医におけるおざき歯科「3つの仕事」についてもお伝えします。

今回の内容は、これから開業しようと思っている先生、開業している先生や理事長を検討している先生向けに記載してきました。

当ブログは結構、歯学部生、研修医、若手歯科医師も見てくれていてリアルでコメントをいただくこともあるので、最後に、「理事長の仕事はわかった、じゃあ勤務医の時はなにをしたらいいんだ」、ということも答えておきますね。

最低限これらが出来ていることが、勤務医として頑張っている!と胸を張っていいというものです。

どこの歯科医院・医療法人に行っても、口にするしない、明文化されているされていないは別にして、こういう働きをしてほしいと、院長先生や理事長は思っています。

今歯学部生の方や、研修医の方、これから大学を出て勤務医になるという先生はよく意識しておくと良いと思います。

志結会にも多くの優秀な勤務医がいます。今回の内容は、他の医院の院長先生の勤務医に求めることや、K先生やOBのK先生など優秀な先生が実際に実践してきた内容です。

志結会に興味のある勤務に先生もぜひ知っておいてください。

 

志結会では、仕事には3つあると説明しています。これは、どんな職種の、どんな職業にも当てはまるものです。(1)中核業務、(2)改善業務、(3)システム化業務です。

それぞれ見ていきたいと思います。

1)診療業務

これが歯科医師の「中核業務」です。これが一人前にできることが、ます歯科医師の社会人としてのスタート地点です。

(1)自分の診療列で、自由診療で15人もしくは保険診療40人の患者様をスムーズに診れる。ポイントはスムーズにです。軽やかに、笑顔で、患者様にもスタッフにも喜んでもらって。これが勤務医として出来ると、一人前です。

もし、そんなの不可能だ!って思うならこの保険診療8つのポイント、自由診療4つのポイントを実践してみてください。それでも無理!という方はぜひ、私までメッセージください\(^o^)

保険診療で歯科医師として成功するためのポイント8つは、

(1)チェアーマネジメント。チェアーを無駄に使っていないですか?そのチェアータイムを次の患者様に活かせられないですか?100%有効稼働させられていますか??チェアーをすぐ開けるようにして次の患者さんを入れれるように常に意識していますか?

(2)診療時間のマネジメント。同じことを15分でするのではなく、11分でできるようにいつも考えていますか?対合印象の待ち時間なにやっていますか?カルテ書いて、次の患者さんの導入準備していますか?対合印象とって外してから、次の印象ねってもらっていませんか?それ時間マネジメントできていないです。無駄な時間無くせませんか?

浸潤麻酔の待ち時間何やっていますか?急患対応、メンテンナンスでのパノラマチェックこの時間を最大限有効活用していますか?

(3)診療の中の手技の無駄をなくすこと。迅速かつ丁寧に手技を行えていますか?

速く行うと、手が荒くなるよ、という意見もありますが、間違いです。

タービンのバーの変更を3回から2回に変更できるか。麻酔が効いてなくて何度も麻酔をしていませんか?その行為は、患者さんもつらく苦しい時間が、無駄です。

迅速かつ丁寧に。F1スポーツのピットインの同じです。一流の料理人がキャベツの千切りするのが遅いのか?違います。手際よくスムーズです。

すべてに無駄がない、動作の一つ一つを効率的におこなっています。

迅速かつ丁寧に。速さと正確さは両立できます。

(4)反復した練習、シュミレーションを行っている。

頻出する保険診療はシンプルに考えると20個以内の処置内容の集まりでしかありません。

その時の一つひとつの技術も、物を引く、押す、平行移動させる、反復する、一方向に動かす、ここの位置をここに合わせる、均一に力を加える、だんだん力を抜くの動きでしかありません。

そしてそれを、口腔内でせいぜい15センチメートルの範囲内での動作、1歯牙あたりでせいぜい2センチメートル以内での動作でしかありません。

突き詰めたら、診療技術は、料理を作るより簡単です。反復・シュミレーションした量に比例してうまく・早くなります。

(5)歯科助手をドクターマネージャーとして働いてもらっていますか?

保険診療での歯科助手の使い方は、ドクターマネージャーです。患者様の導入、次の患者様の対応、事前準備です。もし横べったりつかせようとしたら、勤務医自身が想像を絶するくらいのチェアマネジメント、患者様マネジメントをしないといけません。

(6)アシスタントの人件費を考えていますか?

歯科診療でアシスタントにさけるの人件費は約5%と言われています。意識できていますか?あなたが1日で患者様から20万円の診療報酬をいただけたら、あなたの今日のアシスタントの1万円支払うことができます。もし10万円の診療報酬をいただけたら、あなたは今日のアシスタントに5,000円しか支払うことができません。その不足分は他の術者のところから補填されている状態です。

(7)アンケート結果をその日の内に振り返る、アンケート結果で満足度が低いとしたらどこに要因があるのかを考え明日の診療に活かす。

その日の振り返りをする術者は伸びます。しない術者は絶対に伸びません。

(8)保険診療で診た患者様の人数とその診療内容を振り返る。

数字と行為を意識するところから初めて、数字や行為を改善することに繋がります。数字を意識していないところになにもうまれません。

ただし、診療時間にもよりますが、志結会でのハイパフォーマンス・ピークパフォーマンスは、2023年現在では、保険診療で午前20人、午後20人です。これ以上の患者様応対はクオリティーが下がる可能性があるので、アシスト一人体制から二人体制や、インカムの使用や、導入・お見送りシステムなど、診療システムの変革が必要と考えています。

 

自由診療でのポイント4つは、

(1)現在の最大最善を尽くす誠実さ

ピーター・ドラッカー。もっとも大切なのは誠実さ。誠意のない先生が自由診療をするべきではないと思います。臨床系スタディーグループ・勉強会での偉大な先生は皆、その治療に関して、その患者様に対して誠実です。そしてそれは、齢70歳を超えても健在です。

(2)4ハンドテクニック。自由診療では4ハンドテクニックが原則です。なぜなら、マイクロの使用であったり、審美補綴の前処置、矯正治療、インプラント手術など繊細で高度な技術力を発揮する必要があるからです。処置によっては、4ハンドではなくてもいけることもあります。

(3)身銭と自分の時間をかけてでも行った自己研鑽とその継続学習。

どれくらい自分の腹を痛めて経済的な痛みを伴ってでも研鑽を積んだのか、友達や家族・読みたい漫画を読む時間を犠牲にしてでも、臨床において自己研鑽・自己啓発したのか。

勤務医で、研鑽してないくせに、自由診療できないとぼやくのは卒業した方がいいです。自己研鑽、仕事や勉強に対する姿勢、院長にも、同僚にも、スタッフにも、当然患者さんにも伝わっています。

僕が勤務医の時ある臨床の研修会でご一緒させて頂いた開業医から言われていまでも、心に留めている言葉があります。技術は自分を裏切らない、そしてその技術を得るために、月に1回は土日の研修に行くように顆している、それは開業して10年経っても続けていることだよ。これが将来開業しようと思っていた僕には刺さりまくりました。今も自分自身必ず臨床系かマネジメント系の研修を必ず受講するようにしています。

そして、臨床でレジェンドと呼ばれる先生達もまた、現在でも海外に自己研鑽しています。

(4)そこから自然と湧いてくる自信です。これら一つがかけても十分な成果を発揮することは難しいです。

日本では、これらを実践しているから自由診療ができるものだと思います。アメリカのように保険診療が根ざしていない国ではなく、日本のように保険診療がある、その上に自由診療がある医療制度がある国では、患者様が自由診療に求められるものが違います。日本で患者様の希望に自由診療で答えるには、上記の取り組みが必須と考えます。

(2)メンテナンス列の対応できる。

メインテナンス患者さんが一番の新規患者様になります。そして、自分の診療行為の予後、経過を知れることが、歯科医師としての価値があります。また、自分の症例だけでなく、医院でのこれまでの患者様の予後を知ることもできます。僕は、この価値を大阪大学の大学病院で知りました。自分の症例からだけでなく、数年前、5年前、8年前からの経過を知ることができるのです。これはさらに価値が高まっていきます。どの先生の治療が上手だったってことも体制ですが、それ以上に、なぜこの患者様はメインテナンスきているのかに注意を向けてみてください。自分の臨床経験以上の価値を手に入れることができますよ。

(3)初診対応ができる。

初診の患者様には多くの気づきがあります。信頼関係の構築から、臨床背景を知り、(詳細は「若手臨床医サブノート(治療計画・治療順序編)栗原仁 監著」に記載されています)

(4)急患対応ができる。

自分の列の対応以外に急患患者様の対応が出来ること。これは開業した時に必須になるスキルです。日本の歯科診療では、完全予約制とは言っても一定数の急患の患者様は来られます。

(5)コスト入力ができる。

自分が開業したら、(すくなくともはじめは)院内のコスト入力はすべて自分がしないといけません。診療の合間にコスト入力ができる、これも勤務医のうちに身に着けておく必須能力です。

(6)スタッフのモチベーションアップができる。

あなたが勤務医として働けるのはスタッフがいてくれて働くことができています。そのスタッフは法人や医院や採用してくれました。あなたに出来る診療業務は、そのスタッフを育成することです。専門衛生士や、キャリアアップ出来なくてもいいんです、でもずーーーーっと手前のスタッフのモチベーションを上げてあげるだけで良いんです。

へえ、歯科治療って面白いな!先生の診療に頑張ってついて褒めてくれた!スタッフのそんな些細なモチベーションを上げてあげてください。

自分で開業してからの、スタッフの人生や何年にもわたるキャリア構築などの責任を持つことに比べたら、スタッフのモチベーションを上げることなんて、ほんとうに簡単なことです。それでも、スタッフのことを褒められる勤務医は、数少ないです。それだけにそれが出来る勤務医は、他の勤務医より頭ひとつ飛び抜けることができます。当院の現在非常勤のK先生は本当にここに長けています。

勤務医の時は、(1)人を褒めましょう。(2)人に感謝しましょう。(3)感謝できなかったら、せめて自分から全員に挨拶をしましょう。

挨拶、小学校でも言われていることですね。

(6)は院長になったら、別に気にしなくていいです、だってそれでスタッフと何があったとしても、すべて自分の医院での、院長としての自業自得で、自己責任ですから。

勤務医なのに、スタッフに偉そうにしていないですか?偉そうにしていいのは、雇用者の院長か理事長だけです(雇用者が偉そうにして、スタッフ辞めてしまったら、雇用者の自業自得、自己責任。被雇用者が他の被雇用者に害を与えたら、損害です。。。)

いないと思いますが、勤務医で院内で怒鳴る、声を荒げる、舌打ち、物蹴る、殴る、誰から見ても当然アウトですよ。

(7)給料以上(歩合20%以上)の仕事ができる。

一人前の社会人としてこれがスタート地点に発つために重要です。自分の給料分(歩合20%以上)の仕事が、出来ることが社会人一人前とみなされるための大前提です。自分の診療パフォーマンスと、その最大化。まず自分の給料分の仕事をする。

自分の給料以上の仕事ができていない、未達の歯科医師は、これが達成できるようになることが、社会人として新米卒業ラインで、最優先課題です。無理だよーと思うのであれば下のことを実践してみてください。(1)とも重複もありますが、非常に大切なことなので記載しておきますね。

(1)練習をする。練習する時は、時間を測りましょう。そして結果を先輩にみてもらいましょう。

(2)診療動作の無駄をなくす、一つ一つの挙動スピードを上げる。迅速かつ丁寧に。スピードと正確さは両立できます。

(3)達成できている先生の動きと対応をよく観察、盗みましましょう。あなたの歯科医院にいるはずです。実はすごいんですよ。

(4)あいだ、あいだの時間のムダを無くしていきましょう。印象待ち、浸麻待ち、器材出してもらう、ぼーっとしている時間はあるはずないです。出来ることがあります。カルテ書く、指示出す、自分が片付けする。

(5)感謝していきましょう。環境やスタッフ、院長に感謝しましょう。こころの中でありがとうございます。といえば良いんです。さらに声にだせたらなおOKです。難しければ、そう言える環境で働きましょう。そうすると、メンバーがあなたの動きをサポートしてくれます。社会人の関係は、ギブアンドテイクではなく、テイクアンドギブです。与えたから、与えられる。

その上で医院の改善に関して、前向きに、みんなと協力していくようにしましょう。

自分の給料分の仕事ができていない内に、他のこととやかく言っている社会人は、周りからみて恥ずかしいです。

常識的な院長先生は、その先生が自分給料以上の診療をしているかどうかでまず判断していますよ。自分の給料分働けていない勤務医の話は話半分に聞きます、それ以上の働きが出来ている勤務医の話をよく聞きます。

 

2)医院を「良く」する仕事

勤務医は、診療だけをしていたらいいのではありません。社会人として、組織に属するということは、組織のためになることをするのが仕事です。診療だけではありません。

「良く」するとは??

業績向上をめざします。

患者様の満足度向上に努めます。自己研鑽とスタッフモチベーションのアップの末、正しい努力は、結果として必ず数字で現れます。学生時代のテストと同じです。数字に現れないとしたら、どこか努力の方向が間違っているかもしれません。そして結果は遅れの法則も働きます。

患者様満足度と、良質の医療を提供していたら、どのような変化が生まれるでしょうか?

結果として以下のようなものに繋がります。

部門での短期計画の実践/実行・達成。

全体の短期の業績向上。

Dr売上アップからの自身の給料アップ。

周りにも目を配りDH売上アップからの給料アップ。

真剣な治療の先に、症例発表ができる。

真剣な治療結果の先に、学会発表ができる。

真剣に治療と医学的根拠に真剣に向き合った専門医取得がある。

真剣に治療結果や医学に向き合った先に論文発表ができる。

自分が真剣に働いているから、同じところで同じように働いたらいいという確信をもって、他のドクターに職場をおすすめできる、定着を促せる、育成していけます。

歯科医師以外の職種スタッフの定着・育成が出来る。勤務医でほかの職種のメンバーを辞めさせるのなんてもっての他(繰り返しになりますが、その医院の院長なら、自己責任、)

3)医院のマニュアルアップデート(仕組み化)

組織の中で、仕組みを作っていくことに価値があります。属人的であることは少ないことがいいんです。とくに歯科医療は、技術が命なので、極力仕組み化、だれがやっても出来るようにしておいたほうがいいのです。

業績向上に寄与する診療業務の改善・仕組み化を図ります。

マニュアルや医院の決まりごとを把握・理解する。

歯科医師として他の職種に率先して、それらの医院での実行をする。

新しいことはマニュアルアップデートしていく。

これらも勤務医の仕事です。

 

6.最後に、、、

勉強会や、大学病院、多くの勤務医を見てきましたが、上記のこれらが出来ている先生はいずれも成功しています。

そしてそれを達成できずにお荷物ドクターになってたり、自分で開業して自業自得で大変な目に合っている先生も知っています。

わざわざ遊ぶ時間を削ってでも、このブログをたどり着くほど真剣に歯科診療のことを考えている勤務医の先生であればどうせなら、成功する勤務医時代を過ごしてほしいと心から願っています!

 

どうでしたか?歯科系医療法人の理事長の仕事、少しはイメージが湧いたでしょうか?

そして、今の自身の現在の仕事と比較して、何か一つでも自分の歯科医院運営に取り入れられる物や考えがあれば幸いです。

開業に向けて困っている、開業後数年して院長として困っている、医療法人化したい、という先生で個別の質問事項がありましたらぜひ、尾崎亘弘まで当HP、FB、インスタより、メッセージください。毎月数人のアドバイスに乗っております。

日本の歯科医療が、歯科医院のレベルアップから、少しでもよくなってくれたらと願っています。

 

 

1 裁量を与える際には、当然、勤務医の、臨床歴・練習量・患者様対応・スタッフへの対応・上司への対応などの人間性・歯科臨床歴を総合的に判断した上で与えます。

2 裁量は与えても、その患者様の10年後、20年後に最終的に責任をもつのは当然、理事長です。勤務医もその気概は必須ですが。

3 他の医院例として書いた内容は、他院を否定するものではありません。その医院ごとの方針があっていいと思います。僕自身が、こういう環境で勤務医をして良かった!また勤務医時代こういう環境だったら良かったというものをどんどん実現していっている1ケースです。

4 勤務医目線でも、これを良いと捉えるか、悪いと捉えるかは、人それぞれで良いと思います。ただ、1度きりの自分の人生、社会人として成功する、歯科医師として成功する、豊かになるためには、うがった目線で捉えるのではなく、真剣に取り組んだらよいと思っています。ここには、自分の経験だけでなく、多くの臨床家・経営者、人生の先達の叡智を結集して、これができると良いと思って、医療法人志結会を立ち上げるという自分の人生をかけて提案してます。脱落せず、やり切ったらなと、心から応援しています。事実やり切って卒業したOB歯科医師もいます。

5 認定医・専門医の取得:環境がなければ取得することができません。志結会ではその環境を整えています。診療体制、サポート体制。しかし、これだけでは取得できません。そう、本人のやる気が必要です。東京大学に入れるだけの塾の環境や、国家試験に受かるだけの大学や予備校の体制があっても、本人のやる気がなければ、東京大学に入学することも、国家試験に受かることもできないですよね。チャンスと体制と流れはあります。本気で取り組みたい先生へは、理事長はじめ幹部、メンバー本気で向き合ってくれます。

6 臨床家として超一流の院長先生・理事長先生として活躍されている先生もいます。レジェンドと呼ばれるSJCD山崎先生、JIADS本田先生、小野先生、JIADS瀧野先生、JIADS栗原先生など、、、。そういう院長先生は、全歯科医師の臨床家のトップ1%です。努力・才能・体力(健康)・環境が高いレベルで合致した人です。しかし、僕はそうでなかったというだけです。でもレジェンドと呼ばれる先生から学べる、学んで行ける環境があるのが、日本の歯科医療のいいところだと思います。そして、99%の歯科医院の先生は、勤務医に挑戦の場を与えるのが、院長の仕事だと思います。