理事長ブログBlog

4102023
夢と思い

将来必ず成功する開業したい若手Drへ「勤務医と院長ってなにが違うの!?」

将来開業して成功したいと思っている若手歯科医師向けのブログになります。

 

また志結会に勤務したい歯科医師、今勤務している先生にも有益な内容になります。

尾崎亘弘の志結会の取り組みや、その他成功している歯科医院の先生の話をもとにまとめました。

ぜひ開業前の参考にしてもらえたらと思います。

そして開業前にこの分野に関しても経験を積んでおいてもらえたらと思います。

 

はじめに

前提条件です。良い医療が提供できる。歯科医師として、医療を提供していく、医療レベル、技術、知識があるのは前提です。ここは単に施術ができるというレベルではなく、なにかしらの勉強会に所属して、常にアップデートしていることが望ましいです。ここに不安のある先生は当院でも歯科医療の実践を通じて自信をつけて、勉強会やスタディーグループにも参加・所属できます。

歯科医院は、歯科医療を提供しており、サービス業に区分されます。

歯科医院はその規模より、中小企業もしくは零細企業に分類されます。

そして、院長は、企業では社長にあたります。

中小企業の社長の役割

中小企業の社長の役割は、企業を運営する上で非常に重要な役割を担っています。以下は、一般的な社長の役割です。

  1. ビジョンの策定と戦略の立案:社長は、企業の将来像を描き、そのための具体的な戦略を立案することが求められます。
  2. 組織の統率とマネジメント:社長は、企業を動かすための組織を作り、その組織を率いて運営することが求められます。
  3. 財務管理:社長は、企業の財務を管理し、収益性を向上させることが求められます。
  4. リスク管理:社長は、企業が直面するリスクを見極め、そのリスクに対する対策を考えることが求められます。
  5. 顧客との関係構築:社長は、顧客との良好な関係を築き、企業の信頼性を高めることが求められます。
  6. 社員の教育・育成:社長は、社員の教育や育成に力を入れ、組織の人材力を向上させることが求められます。
  7. 社会的責任:社長は、企業が社会に貢献するための活動を進めることが求められます。

これらの役割を果たすために、社長は常に情報収集や市場動向の分析、戦略の再評価などを行い、的確な判断を下すことが求められます。

 

歯科医院における院長・理事長の役割 〜志結会の場合〜

 

それぞれについて、志結会における理事長・院長の役割をしめします。

当然、歯科医師なので、歯科医師としての仕事があります。

ここでは歯科医師としての仕事以外のことを記します。

1.ビジョンの策定と戦略の立案:

→志結会では医院理念、7つのビジョンの設定をしています。1年計画、3年計画、5カ年計画を設定しています。

適宜軌道修正をします。

戦略として、今後の歯科界の成長と、世の中のニーズ。世の中で求められる治療をキャッチアップして研鑽を積みます。虫歯の大洪水だった30年前に世の中で求められていた歯科治療と、予防したい自分の歯を残したいという現在と、超高齢少子社会の10年後で求められる治療は違います。

また世の中のDX化、デジタル化、AIの進歩も止まりません。

みんなが経済的に精神的に豊かになれることを目指しています。

2.組織の統率とマネジメント:

→個人プレーではないということです。

最終決定をします。見込みのある人を伸ばし、引き上げます。

リーダーと、その会議体を信用します。

リーダーの育成、引き上げをしています。

中心メンバーの成長を見守り、成長のチャンスをプレゼントしています。

組織に所属するメンバーひとりひとりを大切にします。

マネジメント技法はいくらでもあります。それは別の機会で。大切なのはハートです。

3.財務管理:

→歯科医院や医療法人は利益を追求する組織ではありません。しかし適正な利益がないと、発展・維持ができません。適正な利益を欠くと最悪組織が崩壊してしまいます。それは患者様にとっても、従業員にとっても、関係する技工士さん、材料屋さんにとっても不幸になってしまいます。

毎週、毎月キャッシュフローを把握します。財務3表を理解しています。毎月の財務3表を理解して、適正なバランスを保てるようにします。

4.リスク管理:

→歯科医院の運営には多くのリスクが存在します。財務リスク、環境リスク、人的リスクそれぞれのリスクの管理をしていきます。

5.顧客との関係構築

→地域での患者様への発信をします。医院が患者様と良好な関係を築けるように施策を打ちます。

6.社員の教育・育成:

→各部門での教育・育成の支援。人/モノ/カネの予算を配分していく。リーダーを始め、一人ひとりエンカレッジしてきます。

7.社会的責任:

→歯科医師会を通じての社会貢献。スタディーグループを通じての歯科界での開業歯科医師・勤務医教育。大学教育、衛生士学校教育を通じての歯科業界の学生教育。これらの貢献を通じて組織の社会における価値を向上していきます。これらの内容は勤務医や事務長ではなかなか難しく、院長もしくは理事長が関わる部分も大きいです。

診療以外の、志結会における理事長としての役割と取り組みを示しました。

特に、7に関しては、理事長以外では難しく、ここに力をいれていることが大切と考えています。

志結会に関わる従業員、患者様、関係者全ての人が、経済的に・精神的に豊かになれるように取り組んで行きます。

これから、成功する歯科医院をつくりたい先生の参考になればと思います。

もしこれらの話に興味があってもっと知りたいという方は気軽に尾崎亘弘のFaceBookやインスタ、医院メッセージボックスから連絡いただけたらと思います。