理事長ブログBlog

3182024
日々のこと

【研修医・若手Dr向け】卒後5年間でなにを学ぶと開業医として成功するか(歯科技術編)

=卒後5年間でなにを学ぶと開業医として成功するか(歯科技術編)

 

非常に優秀な研修歯科医師から、開業医として成功するために卒後取り組んだらいい勉強やセミナーに、なにがあるかという質問があったので、

一例をシェアします。

今後なんのセミナーから行き始めればよろしいでしょうか、 ジアーズや、インプラント研究会 卒後何年目から行き始めたらいいかなどプランなど教えてください。と質問を受けました。

彼は、本当に優秀で、人格的にすぐれていて、自分の娘のお婿さんにしたいと思えるくらい若手歯科医師です。

今日は、歯科技術研修と、将来の豊かな成功した開業医人生について合わせてお話をしたいと思います。

案外、「身銭」を切って研修を受ける先生は少ないです。学年に同級生100人いたら、30人くらいです。卒後10年後、その後本質的にうまく行っている先生の多くは、例外なく研鑽をしていて、その後定期的な勉強を行っています。

適切な対価の前払いをして、成功の果実を手に入れています。

<効果的な研修の受け方>

同じ研修を受けても、効果的な場合と、効果が薄い場合があります。

ここでは、効果的な方法をお伝えします。

(1)研修の内容を実践できる診療環境がある。機材が揃っていないなら、勉強したことと同じことができないので、購入するか、購入してもらいましょう。志結会であれば、JIADSコースの機材を導入しています。

(2)実際に施術に関係する担当患者様がいる状態で受ける。実践が出来て初めて、研修で得たことが、自分の経験値になります。定例会や医院で、上級医がいて、相談乗ってもらえる環境があり、研修でも聞く先生がおり、実践する。

(3)施術の振り返りをする。メインテナンス体制など、その施術を、メインテナンスなどでフォローができる。歯科医院で、推奨する研修があれば、それがオススメです。定例会、Dr、診療環境、治療を希望する患者様の条件が揃っていることが多いです。

(4)研修の復習・予習・練習をする。

研修の講師の先生やスタディークラブで書籍を出しています。まずは書籍をよく読んでからいきましょう。また、研修中には研修内容や書籍に関しての質問をしましょう。また研修後には実習の復習をしましょう。

課題がでていたら、しっかり取り組みましょう。

講義内容は復習としてスライドにまとめて、医院で発表しましょう。

(5)定例会にも参加しましょう。研修だけ受けても、受けたっきりになってしまいます。多くの研修会が、その後の定例会をしています。ここに参加して、発表して、初めて効果が得られます。

<臨床の研修を受けた意味>

学習・習得の5段階。

学習や習得には、5つの段階があります。(1)知る、(2)わかる、(3)行う、(4)できる、(5)分かち合う。

臨床研修を受ける意味は、最終的に、(5)までできるようになって初めて意味があります。(3)まででなんとなく終わっているドクターをよくみます。

これはもったいないです。(5)の分かち合いまで、習得を深めましょう。

<研修には自腹を切ったほうがいい?医院で出してもらったほうがいい?>

勤務医からよく質問ができる内容です。うちの医院では研修にお金を出してくれます。私の医院でがお金出してくれないんです。

良いな、悪いな。って話を、よく聞きます。

結論どっちのほうがいいのか?実体験と多くの勤務医のその後を見てみると、身銭を切って勉強した内容のほうが、活かせていることが多いです。全く同じ内容でも、自分で1000円出して聞いた内容と、5万円出して聞いた内容では、自分への入り込み方、その後の習得への意識が全く変わります。まあ、1000円だったからまあいいや、ってなるか、5万円も出したんだからたくさん自分のものにしないともったいない!!って思うかの違いです。

それだけ真剣になりますからね。

医院から出してもらうなら、よっぽどの高い目的意識と、医院への貢献をコミットメントしましょう。

(2024年4月時点)志結会では、医院の指定する研修には、全額医院負担で参加できます。その条件は、研修終了後3年、勤務した場合に適応になります。

研修修了後、3年勤務したら、全額負担免除

研修修了後、2〜3年勤務したら、2/3負担免除。3年以内に退職したら1/3を個人負担。

研修修了後、1〜2年勤務したら、1/3負担免除。2年以内に退職したら、2/3を個人負担。

研修修了後、1年勤務したら、負担免除なし。1年以内に退職したら、全額個人負担。

研修途中に中断したら、負担免除なし。

最終月給料から天引きとなります。最終月で不足する場合は、その前月、前々月から天引きとなります。常勤換算で計算するので、時短社員の場合は、その診療日数によって免除期間が変わります。

志結会では、5年で成功する開業を目指します。4年目、5年目で受講する際は、一部自腹を想定して受講してもらいます。

理由は、研修内容を実践して技術が安定して、ルーティンに実践して、その効果を検証するには、最低3年必要だと考えるからです。

ただ受講して、いい話だったな、では終わってほしくないからです。あなたが実際にできるようになって、無意識レベルでその内容を人に教えられるようになってその研修を受けた意味があります。

勤務最終年度に受講する内容は、どちらかというと、自分のためにだけ関係してきます。

また、一部、臨床系・マネジメント系研修は、その勤務医の一生のことを考え、はじめから全額免除のものもあります。

<はじめに>

ここで少し、時間をください。

あなたは歯科医師として10年後どうなりたいですか??本当に歯科医師としてプライベートではどんな人生を送っていたいですか??

ここで10分だけ時間をとって、歯科医師として仕事で、1個人としてこういう生活を送っていたい、という内容を超・具体的に仕事・プライベート合わせて、10個書き出してみてください。

主体的に、自分事として考えて欲しいからです。

明確な願望のために、ここから先の話は聞いてほしいからです。

例えば、

インプラントの臨床がバリバリできる。

学会で発表している。

結婚して、子供が2人いる。海外旅行に毎年行っている。

なんでも構いません。でも自分の本心を書いてください。だれに見せなくても構いません。

スマホ、アプリのメモ帳でも、自分のアナログの手帳でも構いません。

書き出せた先生だけがこのまま読み進めてください。

書く時間がなかった方は、書く時間をとって、書かれてからまたこのページに来てください。

書くのめんどくさい、、、という方は、ごめんなさい、今はブラウザーバックしてください。

読まない方が良いです。

理由は、自分事として読まなかったら、このブログでお伝えする内容は刺激が強すぎるからです。

どうでしょうか書けましたでしょうか。

5年のうち、今年は、開業のために、何をできるようになる?なんのために今年その研修は、受ける??

インプラント100時間コースでも、JIADSでも5DでもClubGPでも、SJCDでもiCeedでも。。。

目的とマインドセットが大切です。

また、環境によって、オススメのセミナーも、どの時期に行ったほうがいいのかも、すべて、個別にカスタマイズが必要になります。

今回の内容は、志結会での5年勤務医生活する中で、もっとも効果的な流れになっています。勤務先によっては、最大限活用出来ないかもしれません。

実際に現場で実践できて初めて価値が生まれます。(志結会では、これが出来るように体制を組み立てていってます。)

また、あなた自身がどれくらい、本気で取り組むかにも大きく影響してきます。

また前提として、ここでは、

「地域医療として、保険医としてGP、さらに自由診療も出来る」ことで「豊かな人生を送れる、成功する開業医になれる」ためのセミナーや勉強会・日々の取組む内容をしめしています。

卒後2年目(研修医明け)から、最短およその5年間という最速・最短の目安を示しています。 私が志結会で、研修医明けの先生に目標にしてもらう目安でもあります。

<ソースは何??>

ソースは私です。私が試行錯誤して実践してきたことです。

(実際には私は、大学院進学という周り道をしています。大学院で実験・研究をしているというその時間を差し引いて、卒後2年目から常勤で、開業医として歯科医院で働いた場合にカスタマイズしています)

私自身は、高校現役時代偏差42、1浪時最終偏差値57、歯学部時代は実習は不器用でいつも最後まで残っているような学生、大学院もなにか表彰されるようなことは一つもなく優秀ではありませんでした。

誠意はだれより高いけど、多くの歯科医師の中で、並以下の実力だと思っています。

歯科医師になるということも開業することも、家族に歯科関係者はおらず、まったくの一から手探りと試行錯誤でした。

それでも、臨床医としても、経営者としても、家庭人としても、豊かな人生を送れるようになれたのは、多くのメンターからの教えと、実践をしてきたからです。

こんな自分でも開業を成功させるためのエッセンスを教えてもらってきました。

若松Dr、眞坂Dr、領木Dr、寄田Dr、栗原Dr、慶応義塾大学前野教授、青木社長、岩渕社長などメンターからのアドバイスや、

研修医1年・大学院4年のバイト・病院医院1年・勤務医生活2年・開業3年の計9年と、その後学んだ研修会などのエッセンスを詰め込んでいます。

地域治療がバリバリできるよう、保険診療、インプラントと矯正ができるようにと、誠意と熱意は誰よりも捧げて来ました。冗談じゃなく本気で睡眠時間を削って、起きている時間の90%以上を、歯科医院成功のために費やしてきました。

10年以上におよぶ何千時間に及ぶ試行錯誤と、効果があったもの、ムダと感じたことも含め、非常に多くの回り道と何千万円になる研修費・勉強費の濃縮された内容から、研修医明けから最短5年で臨床家として開業して成功レベルに到達できるためのエッセンスををここに書き示します。

<このブログを読み進めるうえで2つのお願い> 次に、ここでお願いを2つ設定させてもらいます。

この2つが、先生にとって納得できたらこの後を読み進めてもらいたいと思います。

1つは、あなたが、「歯科医師として、経済的にも十分満たされれ、歯科医師として誇りをもて精神的にも満たされた、豊かな人生を送れるようになること」を目的にしてください。

この内容は、私が、本気で、あなたに、「歯科医師として、経済的にも十分満たされれ、歯科医師として誇りをもて精神的にも満たされた、豊かな人生を送れるようになって」ほしいと本気で思って書いているからです。

2つ目は、それを「実際に実践して、後輩にもその内容を伝えていける人格者になってください」

あなたの成功を、あなただけのものにしないでください。後輩に伝えてください。

私が、先輩からそうしてもらい、今ここでこのようにお伝えするのと同様に、あなたが後輩に伝えてあげてください。

でもそのためには、自分が伝えるに値するだけの成功と豊かさを手に入れてくださいね。シャンパンタワーの法則です。自分が満たされていないと、他の人を満たしていくことはできません。自分が満たされたら、他の人を満たしていくことができるようになります。

ぜひあなたには、自分を満たし、他の人まで満たせる様になってほしいです。

あなたの人生を反面教師にしてほしくないからです。

これが、納得出来たら読み進めてください。合わないなら、FB・インスタでもいいので、私にメッセージを送ってください、別のコースのお話をお伝えします。

<目的(2)>もうちょっとわかりやすい表現をすると、

(1)臨床が楽しく、(2)家族をもてて、(3)子供2〜3人に自分と同等以上の教育を施し・育てあげられ、(4)夫婦で子供に頼ることなく老後も悠々自適の生活を送れるようになれること。

(5)一家の大黒柱になれること。

(6)自分や家族の楽しみの時間を十分に取ることが出来る。

これを一つの目的にします。そんなに突飛な目的ではないと思いますがいかがでしょうか?

次に上記目的を達成するための、戦略レベルの話をしていきます。

<戦略> 目的(2)を達成するための超・具体的な戦略レベルの話です。

経済的自立のために、、、 1.最低、年収2000万以上は稼げる開業医になれる(医院として医業収益1億を達成できる)。 →現実的には半分ほど税金などに持っていかれるので、実質手取り1500万弱(月の手取り125万円)です。

精神的豊かさの達成に、、、 2.時間的自由を得るため=例えば自分の休みたい時に休めれる(=勤務医がいる)

今回は、この2つを開業成功のKPIにします。当然、あなたの開業医としての目指す目標も入れてもらったら良いと思っています。

今回は、この2点に照準を合わせて話をしていきます。

注意:戦略1.2.達成のためには、今回は、勤務医としての「臨床」「ごく僅かなマネジメント」にのみフォーカスします。

開業して本当に豊かになるためには、実際にはここで述べる内容に追加して、歯科医院経営として、(1)アントレプレナーマインド・(2)マネジメント・(3)マーケティング・(4)アカウンティング・(5)ファイナンス・(5)HRに対する深い知識と実践が必要になってきます。これはまた別の機会にお伝えします。

この戦略はあなたにとって、どうでしょうか??

目指したいものでしょうか?

夢がありますでしょうか??

それとも、最低これくらいは達成したいよなって、最小限のものでしょうか?

いずれにせよ、こんなにも恵まれた状況になりたくないって先生は、ここからは読み進めないようにお願いします。

この内容が良いな、もしくはこれくらいは達成したいよって思った先生だけが、ぜひ読み進めてください。

どうでしょうか??

次にここからは、目標レベルの話です。

上に記した、年収2000万円以上

超具体的に述べると、 開業したら、(自分にあまり依存しない形で)歯科医師として自分がチェアー3台〜6台を運用して、医院運営ができるようになる必要があります。(当然、自分の強みを持つことも大切です)

<目標> 臨床家として、 5年後に、 (1)「多くの」質の高い保険診療を提供できるようになることと、 (2)自由診療まで含めて、患者様の長期的予後を安心して提供できるようになること

これを2大目標に設定します。

6年目(卒後7年目)に自分が、保険診療を中心とする歯科医師になるか、自由診療を中心にする歯科医師になるかを決めるためです。もっと言うなら、開業した方がいいのか、勤務医で臨床を追求した方がいいのかを、自身のライフプランを元に考えてみてください。

5年間は、(1)(2)も両方に本気で取り組んだ方がいいと考えています。

<目標(2)> 5年後の具体的な水準です。

(1)「多くの」質の高い保険診療を提供できるようになることと、 →保険診療だったら1時間で5人の対応を軽やかに対応できること。

(2)自由診療まで含めて、患者様の長期的予後を安心して提供できるようになること。月に歯科医師として自分だけで医業500万を達成していること。

(2)a歯列改善(審美性のみならず齲蝕・歯周病・歯牙の喪失リスクを減らすため。GP矯正の習得)(2)b臼歯部バーティカルストップの確立(インプラント治療の習得)(2)c自分の歯牙と同等の審美性を有した、補綴物の提供(審美補綴も提供できるようになる) (3)長期予後を保証するために、

d長期的メインテナンス対応ができる(歯周病対応・補綴物の管理、咬合の管理。) e患者様が歯科医院に来れなくなっても生涯を持てる(訪問診療の実践、最後の看取りまで対応できる)

具体的な習得事項としては、「日本口腔インプラント学会認定医」「日本歯周病学会認定医」の取得を目指します。希望、適正に応じて、顕微鏡学会、訪問歯科学会、臨床CAD/CAM学会の認定医なども目指します。

<5年間のスケジュール>

最短で行くためのタイムコースを示します。

1年目:新人Dr

<臨床> 最優先事項:保険診療をバリバリできるようになる!1時間で2人をかろやかに。→自主練につぐ自主練。これが最優先事項です。新患対応、急患対応、1歯単位の治療が軽やかにできるようになる。

治療計画の立案ができるようになる。 JIADSエンドコース:エンドが最優先です。この知識が保険診療・自由診療でもベースになります。 歯周病学会、インプラント学会入会(学会への入会歴が必要になります。)

「大阪口腔インプラント研修会」などインプラント100時間コース受講の手続き(翌年度受講に向けて)+研修施設(大阪口腔インプラント研究会など)に所属(学会への入会歴が必要になります。) 歯周病研修施設に所属(学会への入会歴が必要になります。)

訪問診療に従事する。

月一スタディーグループ定例会にも参加する。

<マネジメント> スタッフ・院長・理事長との信頼関係を構築する。特にボスマネジメント。 法人のマニュアルを精読・実践できる・カリキュラムをクリアする。アップデートに関与する。

2年目:先輩Dr

<臨床> 最優先事項:保険診療をスムーズに行える。1時間で3人。 自由診療として、インプラントとペリオオペもスタート。100時間コースの受講もスタート。 JIADS補綴コースに参加。 自由診療:JIADS補綴コースで習ったことを、自由診療の審美補綴で実践できる。

訪問診療に従事する。主体的に、診療ができる。

継続して日本口腔インプラント学会・日本歯周病学会の大会への参加、必要教育講演を受講進める。積極的治療は完了の目処をつけ症例作成自体はスタートする。

<マネジメント> スタッフ・院長・理事長との信頼関係を強固にする。特にボスマネジメント。

法人のマニュアルを実践できる・メインとしてアップデートに関与。 後輩育成

3年目:一人前Dr

<臨床>

保険診療で1時間で4人を軽やかに対応できる。 JIADSペリオコースで、メインテナンスし易い、歯周環境の確立をできるようになる。 MTMから矯正治療をスタートする。Ciaoアライナー矯正研修会に参加、症例相談、症例発表をしていく。

訪問診療に従事する。主体的に、診療ができる。自分の持ち患者様から、訪問先を開拓できる。

継続して日本口腔インプラント学会・日本歯周病学会の大会への参加、必要教育講演を受講進める。症例自体は完成、メインテナンスの写真をいれる。

<経営>

後輩のみならず、チームの実績を上げれるように行動できる。→コース参加

4年目:認定医

<臨床>保険診療で1時間で4人+α。 JIADSファンダメンタルコースで、全顎治療としてのコンサルテーションを学ぶ。 日本口腔インプラント学会認定医試験を受ける。 日本歯周病学会認定医試験を受ける。

訪問診療に従事する。主体的に、診療ができる。自分の持ち患者様から、訪問先を開拓していける。

学会発表や、海外研修にも参加する。

<経営> 後輩やチームの実績のみならず、医院の実績を上げられるように行動できる。

医院の全体像を理解した上で業績アップのための戦略を考える。→〇〇コース参加

5年目:一人前Dr

<臨床>保険診療で1時間で4人+α。DH列や、医院の他の列や、診療上の運営を任せられる。 自由診療では、インプラント・矯正・審美修復を含めて、長期的予後を確立できる包括歯科臨床が実践できる。

学会発表や、海外研修にも参加する。

<経営> 後輩のみならず、チームの実績、医院の実績を考えて行動できるだけでなく、アントレプレナーシップの育成

訪問診療が実践、開拓して統率していける。

医院の実績を上げられる。

医院の全体像を理解した上で業績アップのための戦略を実行する。→〇〇コース

6年目以降:自分の身のふりを考える

(1)開業するか、(2)継承(父からか第三者からか)するか、(3)専門的勤務医、(4)フリーランス歯科医師、(5)分院長、(6)法人幹部を目指すか、方針を固める。 <臨床>自分の進む道の方向性を決める。

5年目までの知識の深化、自分の専門分野の確立。 保険診療に特化するか、矯正への特化、訪問のマスターするか。エンド専門医を目指す。 自分自身の適性を考え、開業や分院長、法人運営などの、マネジメントの道を考えることも検討。借り入れ・返済、ファイナンスの知識。

<マネジメント+マーケティング> アントレプレナーシップの実践→〇〇の参加と日々の実践 医院マネジメントを実践する、医院マーケティングを実践する。

これが、私が考える、5年で結果を出して、自分で開業するためのグットスタート(開業後3年目まで)するためのエッセンスです。

開業して3年で成果を出せる(開業して年収2000万円以上、医院売上で年間1億円)ことを念頭に計画しています。そこから先は自由です。プライベートを充実させてもいいし、学術の追求をしてもいいし、政治に力をいれてもいいし。地域貢献してもいいし。どんなふうに生きてもいいと思います。

当然、もっと上を目指したい人もいると思います。それはさらにこの上を行ったらいいと思います。

また、ここに記した内容の実践が難しければ、勤務医で上の内容を時間をかけて実践できるようになるのもいいと思います。

また、これを取り組めない場合、非常に別のところにウェイトをおいて、個人の最適解を作る必要がでてきます。

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これを踏まえたうえでの臨床系のセミナーのオススメをお伝えします。

1年目:

<臨床> 最優先事項:保険診療をバリバリできるようになる!1時間で2人をかろやかに。→自主練につぐ自主練。これが最優先事項です。新患対応、急患対応、1歯単位の治療が軽やかにできるようになる。

JIADSエンドコース:エンドが最優先です。この知識が保険診療・自由診療でもベースになります。 歯周病学会、インプラント学会入会(学会への入会歴が必要になります。)

「大阪口腔インプラント研修会」などインプラント100時間コース受講手続き+研修施設(大阪口腔インプラント研究会など)に所属(学会への入会歴が必要になります。) 歯周病研修施設に所属(学会への入会歴が必要になります。)

月一スタディーグループ定例会にも参加する。

2年目:

<臨床> 最優先事項:保険診療をスムーズに行える。1時間で3人。 「JIADS補綴コース」に参加。自由診療:「JIADS補綴コース」で習ったことを、自由診療の審美補綴で実践できる。

インプラント100時間コース受講

継続して日本口腔インプラント学会・日本歯周病学会の大会への参加、必要教育講演を受講進める。積極的治療は完了の目処をつけ症例作成自体はスタートする。

3年目:

<臨床>

保険診療で1時間で4人を軽やかに対応できる。 「JIADSペリオコース」で、メインテナンスし易い、歯周環境の確立をできるようになる。 MTMから矯正治療をスタートする。「Ciaoアライナー矯正研修会」に参加、症例相談、症例発表をしていく。

継続して日本口腔インプラント学会・日本歯周病学会の大会への参加、必要教育講演を受講進める。症例自体は完成、メインテナンスの写真をいれる。

日本口腔インプラント学会認定医試験を受ける。

4年目:<臨床>保険診療で1時間で4人+α。 「JIADSファンダメンタルコース」で、全顎治療としてのコンサルテーションを学ぶ。 日本歯周病学会認定医試験を受ける。

日本口腔インプラント学会専修医試験を受ける

訪問診療に従事する。主体的に、診療ができる。自分の持ち患者様から、訪問先を開拓していける。

自由診療では、月2症例以上インプラント・月2症例矯正スタート・月10ケース以上の審美修復を含めて、長期的予後を確立できる包括歯科臨床が実践できる。

学会発表や、海外研修にも参加する。

5年目:

<臨床>保険診療で1時間で4人+α。DH列や、医院の他の列や、診療上の運営を任せられる。 自由診療では、月4症例以上インプラント・月5症例矯正スタート・月20ケース以上の審美修復を含めて、長期的予後を確立できる包括歯科臨床が実践できる。

AAPや国際インプラント学会や、世界の矯正学会などで、学会発表や、海外研修にも参加する。

 

 

今回は、開業医として成功するための最短コースをお伝えしました。

情熱ある研修医の先生へ伝えた内容を再構成してブログにしました。

あなたもこれをメルクマールにぜひ自分の診療を追求して行ってください。

もし自分の将来どうしようと気になる先生がいましたら、私のFBメッセージまで連絡をいただけたらと思います。若手Dr向けに月2名まで無料キャリア相談も行っています。