理事長ブログBlog

2122015
夢と思い

若手歯科医師の育成について思う5つのこと

若手歯科医師の育成。

伝える側として。まずは自分が学ぶこと、実践すること。

自分もまだまだ未熟です。
一臨床家として。
もっとうまくなりたい、患者様に満足してもらえる治療をしたい、他の歯科医師に見せて恥ずかしくない治療をしたい、そう思います。
今は、歯科医師は数多くいます。
ただの歯科医師はたくさんいます。専門を深めた一般歯科医師が求められる大学時代を通じ、考えました。
GPとして幅広い技術と知識を持ち、そのなかでも自分の興味ある分野に関しては専門を深め専門医として深い知識を持ち、高度な技術を持ちたいと思います。
もっと患者様の心に響く説明がしたい。
患者様の予防への行動変容を起こせる説明がしたい。
すべての患者様に同じ説明が通じるわけではありません。
自分の説明不足で患者様からクレームがでることもあります。
次から無いようにしたい。
もっと安心して治療を受けてもらいたい。
その人にとって説明がわかりやすく、安心して治療を受けてもらいたい。
そう願います。
そして、願わくば、患者様自身が疾患となる前に、自分で予防してく自覚を持ってもらえるように、サポートしていきたいと思います。

一口腔単位で考える。

患者様自身を見て、生涯に渡る口腔の変化を予測して手を打っていきたい。
咬合崩壊を食い止めたい。
もしくは咬合の崩壊スピードを遅めて、次の一手を常に考え、提示し、治療に取り組んで行きたい。
自分の一臨床家として追求したいことはたくさんあります。
しかし自分の事だけでなく、若手ドクターを育成できる。これも重要な事です。

若手歯科医師を育てるときに心がけること。

「やってみせ 言って聞かせて させてみて 誉めてやらねば 人は動かじ」山本五十六
若手を育てるということは、根気が入ります。
あの手この手で、良い治療をいうものを伝えます。
処置を見せる。
いいことはいいという、悪いところは言う。
実際に処置をしてもらう。
フィードバックする。
良ければ褒める。
時間の許す限り、若手ドクターの処置を見る。
すぐに伝える。
その時に伝える。
一番心に響くときに伝える。
伝えるのは、初めから全力で伝える。
初めが大切だから。
厳しくても、本当にその若手ドクターのことを考えて伝える、接する。
成長はすぐにはしません。
でも上の者がそれを見限ってはいけない。
若松院長は懐が深いです。
どっしりとしています。
全責任をとる覚悟をもって暖かく見守る。
その姿勢を尊敬します。

指導を受ける若手ドクターへ。

若手ドクターは、素直さがあれば、だれでも伸びます。必ず。
若手のうちは指導を受けるのが一番、臨床の上達、成長への近道です。
注意されるのが嫌な若手ドクターもいるでしょう。
でしたら自分の素直に教えを求めれる指導者を探しましょう。
そのドクターの臨床を見てみましょう。
そのドクターの患者様への接し方を見てみましょう。
そのドクターの目を見てみましょう。
臨床に情熱をもっていますか?真摯に臨床に取り組んでますか?
すべてを満たしているドクターは少ないでしょう。
どこか尊敬できるところを探してみましょう。
そしてそこを盗みましょう。
自分が本当に尊敬できるドクターというのはあまりいません。
もしいたらとても幸運なことです。
もし、本当に尊敬できるドクターがいたら、そういうドクターがいたら師と仰いで全部盗みましょう。
指導を受ける時というのは、自由がなくて嫌なものです。
でも、注意を受けれる、指導を受けれるのは案外短い期間だけです。
注意してくれるうちが華です。
注意されなくなってから、成長するのは強い自分の意思が必要になります。
そして、必要な分野を自分で意識することは難しいです。
そして、注意されていることは、みんなが通ってきた道。
指導医の先生も昔は言われてきたことです。
ふてくされずに素直に聞き入れてみましょう。

自分の勤務医としての願い

 

若手ドクターでも、良い治療をしてほしいと思います。

すこしでも良いドクターになってほしいと思います。

 

そして、患者様がよい治療を受けてほしいと思います。
自分に合った素晴らしいドクターにあってほしいと思います。
そして、医院にとってプラスになってほしいと思います。
良いドクターが育つことで、良い医院になってほしいと願います。
自分が上手なだけではダメ。
自分が良い治療をするのは当然。
若手ドクターも良い治療ができることで、患者様、医院がよくなってほしいと願います。
一勤務医として自分はそう願います。