理事長ブログBlog
志結会の考える「保険診療」について
☆☆はじめに
「院長はどこ目指しているかわかりません」、いろんな医院でよく聞く言葉です。
志結会が、目指すところは、いつも同じです。
医院理念に示している、「口腔の健康を通じて、関わる全ての人々の物心両面の幸福を追求する」ことです。
口腔の健康を実現していけること。
人生のすべてにおいて口の健康を守っていけること。
歯科医療を通じて。
その上で、関わるすべての人。患者様も、従業員も、業者も、業界も、地域も、日本も、世界も。
物心両面の幸福。物は、経済的。心は精神的。幸福とは、豊かさ。つまり、経済的にも豊かに、精神的にも豊かに。そこを目指す。
これが目指す所です。
それを具体的に「7つのビジョン」という方策として示しています。
その1つ目に世界最高水準の医療を提供する、ということを謳っています
ただむし歯を削って詰め物をすることを医院の目的にしていません。
★おざき歯科医院の4つの柱
おざき歯科医院では4つの柱があります。
学術におけるJIADS、予防歯科におけるヘルスケア歯科学会、医院システムとしてのMID-Gの、社会人教育としての「実践会」
JIADSはペリオを中心とした、学術です。理想の治療をする時に
☆☆保険医療は、世界最高水準の医療、その一つです。
「7つのビジョン」の中に、世界最高水準の医療を提供する。と歌っています。
では、世界最高水準の医療とはなんでしょうか?
これには2つあると思っています。
本当に、現在の歯科医療の理想を求めた保険診療に縛られず、矯正・インプラントも含めた咬合再構築をしていく。これも世界最高水準だと思っています。
もう一つはここで話題にしている「保険診療」です。「多く」の「良質」の保険医療を、あまねく多くの患者様に提供する、これも世界最高水準です。
日本の保険医療制度は世界でも有数の素晴らしい医療制度です。アメリカ合衆国では一本歯の治療に何十万も必要、お金がなく民間保険にも入れない人は、歯の治療を受けることができず痛くなったら抜歯するしかない、という現状があります。韓国やヨーロッパの一部の国のように被せものには保険が適応にならない、という国もあります。
本当に良い治療を受けたい、という患者様に対しては、矯正治療・インプラント治療、審美修復も含めた口腔治療を提供することがベストだと考えています。
なぜなら、保険治療には取り入れられている治療は、すべての治療の中の一部だからです。
ただ家庭の事情、経済的事情、時間的制約がある中で、どうしても保険診療を求める患者様もいることはよく理解しています。切り捨てない。そのような方にも、良質の保険診療を医療法人として提供する。この患者様のニーズに答えること、これも世界に冠たる日本の保険医療を提供する、、、これも世界最高水準の医療の提供と考えています。
このように保険診療を利用することで安価に、日本中多くの地域であまねく歯科医療にアクセスできる状態は、非常に恵まれていると思います。
これはダブルスタンダードではないか、という意見もあります。僕はそうじゃないと思っています。どちらも世界最高水準です。
それは何によって区別されるのか?
これは患者様のニーズによるものだと思っています。
☆☆それぞれの医療をだれに提供するのか。
ニーズの把握と、その提供だと思っています。
★治療希望フローチャート
そのために志結会では、初診時に患者様のニーズを問診票で確認しています。どこまで治したいのか希望を伺っています。
これが非常に重要だと思っています。
求めるものに、求める適切な医療を提供する。
これがずれるとお互いにストレスを抱え、トラブルになってしまし、お互い幸せになれません。
★ミッションの一つ、患者様のデンタルIQを一つあげる。それが、う蝕、歯周病、咬合性外傷の減少、歯牙の喪失を防ぎ、率いては健康寿命の延伸につながる、医療費の削減にもつながると考えています。
なので、患者様がこの受診時に、フローチャートを一つ上に上がれるように意識しています。
☆☆
志結会は、医院理念のもとに、7つのビジョンを実現していきます。
100年続く歯科医院をめざしています。南大阪の基幹歯科医院として、1.5次医療機関として。社会的責務を果たしていきます。
世界に冠たる日本の保険医療。現実的に改善点があれども、日本の叡智を集結して、これまで多くの先人が作り上げてきてくれたことに感謝します。
求める方に、適切な医療情報を提供した上でそれを希望する患者様に、多くの良質の保険医療も提供してく。これも、医療法人志結会が7つのビジョン、世界最高水準の医療を提供する、その一つの形だと信じています。
ともにこの理念に共鳴できる、歯科医師、歯科衛生士、泉州を愛するメンバーとともに働いていきたいと強く願っています。
参考文献)
amazon : シン歯科のブルーオーシャン戦略
保険診療についてhttp