理事長ブログBlog

212024
日々のこと

開業がうまくいかない先生の特徴4つ【開業を考える歯科医師向け】

「開業がうまくいかない先生ってどんな先生ですか??」

 

はじめに

先日、開業を考えている先生から質問を受けたので、私見をお伝えしました。

 

その時は、マイナス思考な先生、ということを第一に挙げさせてもらいました。今回、さらに、他にもどのような要素があるかを書き記しました。

 

これは、200人を超える開業されている院長先生を見てきたり、接してきて、実感したことです。

若手の先生にとって、もっと身近なところでいうと、勤務医として、評価されない先生ってどんな先生ですか?ということにも繋がります。

今、高校生・歯学部生のあなたにとっては。もっと身近なところでいうと、学生時代からその片鱗は見えています。もしあなたが学生であれば、この4つを減らしていくことをお勧めします。

私自身、これらの要素を持っていると感じていて、それを無くしていたいと日々のなかで取り組んでいます。

これから開業する先生にも、開業するからにはうまくいってほしいのでこの内容をシェアさせてもらいます。

1.マイナス思考な先生。

全ての判断基準が、マイナスに働いてしまいます。

判断が間違ってしまいます。

マイナス思考の人は、現状を嘆きます。現状を良くしようと考えません。

全ての評価が、悪いものになっています。

マイナス思考の先生は、困難な状況をどう打破することが出来ません。周りのせいにしがちです。周りの人を幸せにしようと、周りの人と幸せになろうという意識が希薄です。

とことんまで、悲観的に想定して、楽観的に行動する。これはOK。

プラス思考の人は、困難な状況を、どう打破しようか考えます。歯科医院の独立開業・継承・フリーランス・分院長など、自分の足で立って、いく上で重要です。

また、うまくいけば、周りの人にも感謝のことをのべることができます。

本質的なプラス思考があったら、開業に伴うどんな困難で乗り越えていくことが可能です。

 

2.捻くれ者。

 

ああ言ったら、こう言う。

まずは、素直に聞き入れてみよう。素直に行動しよう。

伸びます。

ただし、だれの意見を聞くかはよく吟味しよう。間違った人の意見を聞くと、間違った方向に進んでしまいます。自分の尊敬できる人の元で働こう。そしてその全てを吸収しよう。

その上で、全ての人がその周りの観点・立ち位置からの意見を聞いてみよう。そこには、その人にとっての、正義や立場があります。

世の中すべての人から得られることがある、そう思うと、世の中、全ての人が、先生です。

 

3.勉強好きでない

 

歯科医療は、日進月歩です。知識を得て、技術を試し、患者様に提供できるようになっていきます。

学生時代の勉強から、卒業して臨床医として働くと、全く違う勉強が必要になります。対人能力も高める必要があります。技術も必要になります。

開業したら、スタッフ・臨床のマネジメント、自分の強みとする診療とマーケティングの勉強も必要になります。

社会的地位が上がれば、地域の関係部門とのネゴシエーションの力も必要になります。

自分の知らないことを、知っていくこと全般、勉強です。

自分の知らないことに興味のない人は、臨床にも、スタッフにも、患者様にも大切なものを提供できません。

勉強好きだと、診療も楽しいし、目の前に起きるすべてのトラブル・問題と呼ばれるものも、歯ごたえのあるクリアーできる刺激的なゲームになります。

 

4.怠惰な人。

 

行動を起こさない人。

開業してとくに数年は全てに対処しないといけません。超高速でPDCAを回す必要があります。

怠惰な人は、開業時のあらゆるトラブル・対処に手が回らなくなります。

これは、船井総研創業者の言葉、経営戦略研究所岩渕さんが著書でもお伝えしていることでもあります。ぜひ深く知りたい方はこれらの方の、著書をぜひ読んでほしいと思います。

この要素に当てはまる先生でも、成功している先生はいらっしゃいます。しかし、頻度はかなり低い、もしくは日本トップレベル・世界トップレベルの非常に稀有な別の能力があったりします。

私自身、日々精進だと思っています。これから開業する先生にも、ぜひ意識してもらいたいとおもいます。

 

さいごに

ナポレオンヒルの「思考は現実化する」という書籍があります。

このタイトルにもある「思考は現実化する」、私はこれは真実だと思っています。良い方向にも悪い方向にも当てはまると思っています。

うまくいくために考えている人は、人生うまくいくようになっていきます。

うまくいかないよと、考えている人にとっては、知らないうちに、うまくいかない方にいろんな判断選択をしています。

私は、20歳の時この書籍を何度も何度も読みまくりました。42歳になり、20年以上の歳月がたって、振り返ることができる時期になりました。

多くの成功者と呼ばれる先生や、能力のある先生を見てきました。逆にそうでない先生や大人もたくさん見てきました。

思っていることは、10年、20年という長期スパンで見た時に、驚くほどかなっています。

それは、良い方向にも働くし、悪い方向にも働いています。

思考や判断が、現在の自分と、未来の自分を作ります。

うまくいっている人にとっては当たり前なので、言語化せずに、息をするように、うまくいく思考をしています。

 

わざわざこのブログを読まれている先生は、うまく開業したい先生だと思います。ここにまでたどりつくほど勉強熱心な先生には必ず可能性があると思います。それだけ主体的に考えて動いているから。先生にとって、ぜひ豊かな人生を歩んでほしいと願っています。

そして最後に、この話をさせてもらった歯科医師であり大切な親友の、プライベートでの幸せと、仕事の成功を願っています。